フェラーリvsランボの最終戦ムジェロを制してライバル車種対決はすべて終了。Rossiがなかなかにハミルトンなので結構苦労した。
続いてファクトリースペックのロータスエクシージカップ。JPY。
ディアブロの後に乗るエクシージといふのは、何とも軽快で楽しいものだ。アクセルオフでスッとターンインが始まり、そこでブレーキをチョンと踏むとつんのめるやうにクルッと回る。筑波なんか最高に楽しいといふか、初めて筑波を楽しいと思つた。感覚的には全くレーシングカートと変らない。
とまあ、独楽鼠のやうにクルクル走るのを楽しんでゐたのだが、ふとタイヤ温度を表示してみると、リアタイヤばかりに熱が入つて、フロントは全く発熱してゐないことに気付いた。後輪駆動でデフォルトセッティングだから仕方がないか、と思ひつつセッティングを出してみてビックリ。前輪の空気圧が後輪に比べて異様に低く設定されてゐる。道理で熱が入らない訣だ。なんでこんなことにといふか、犯人はたぶん数箇月前のワシ自身に決つてゐるのだが全く記憶にない。
後輪の内圧が非常識なほど高すぎる訣ではないから異常発熱にはなつてをらず、大した問題ではない気もする。しかしどうも釈然としないので前後のバランスの取れた内圧設定に直してみた。するとこれが、全く走れたものではない。低速コーナーの挙動が乱れに乱れて、ブレーキもアクセルも踏めない車になつてしまつた。
むむ、こんなものなのだらうか。セオリーに拘つてばかりで走れなくなるのは本末顛倒なので、元の楽しいセッティングに戻してシリーズ制覇は果したものの、セッティングが悪いのか自分の腕の問題なのかそれとも頭が固いだけなのか、どうにも判然としないので後でゆつくり検討したい。
その「楽しいセッティング」だと、筑波はいいけどシルバーストンで結構苦戦したのも事実なんだよな。でも、セオリー通りにしてみると、そのシルバーストンが全く駄目だつたのだし。むむむ。