大和但馬屋日記

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レベル50到達


ファクトリースペックのNSX-Rは難なく制覇。当り前のことながら、自分も上手くなつたものだなと。タイムも大体揃ふ様になつてきたし。
入手すべきホンダ車があと一台になつたので、ノルマであるR2クラス耐久に挑戦。サンセットインフィールド四十周。以前地域別で育て上げたコルベットを、リアのスタビだけ少し柔かくして楽に走れる様にした。耐久は何より運転し易さが命。
四十周だから一回ストップで二十周づつ走ればいいかと見積りつつスタート、順調に飛ばすものの十二周を過ぎた辺りでタイヤが終つてきた。それでも行けるところまで行つてみようと走り続けたが、十七周目でトラクションが掛らなくなつた。暴れるリアタイヤと格闘しながら這々の体でピットイン。後方のライバルとのマージンは十分だから問題はない。と思つてゐたら真のライバルは前方に居た。
周回遅れが見え始める。AIは周回遅れでもラインを譲るはど賢くないことは承知済み。注意を払ひつつ処理して周回を重ねた三十二周目。レースの五分の四を消化した時だ。
ピットアウトしたばかりのAIがラインを塞ぐ。ピットロード出口は一コーナーのフェンスの先で、若干ブラインドになつてゐるのでこれに気付くのが遅れ、猛スピードで追突。エンジンから何から、ボロボロになつてしまつた。
ここまでに築いたマージンを全て吐出しつつ二回目のピットに転がりこむ。修理は一瞬で終るが、このゲームは壊れたエアロパーツだけは修理しないことになつてゐる。
三位に転落した順位を取戻さうとそれでも追撃を始めたが、フロントのエアロが完全に失くなつた状態ではとてもラインをトレースできなかつた。リアも壊れてゐればまだ何とかなつたかもしれないが、今のコンディションは十円玉を背負つたチョロQと変らない。とても戦へるクルマではなく、レースを捨ててやり直した。
二度目もまあ色々あつたが、スティントを均等に割つて総じて無難に完走。終盤はむしろ朦朧とする意識との戦ひが厳しかつた。ベストラップの二秒落ちで確実に走る様に心掛けて何とかゴールヘ。一回目と合せたら七十二周余、時間にして凡そ一時間半、気付いたらF1の一レース分くらゐ走り続けたことになる。アクセルを踏続けた右脚が痛い。精神的にも一気に虚脱した。ゲームとはいへ、長丁場のレースはキツい。肉体疲労を伴ふレーサーの気持に近付けたなどとは思はないけど、しかし本当に彼等は凄いな。
この勝利で、やうやくドライバーレベルが最高の五十に達した。ゲーム的には幾つかの要素がアンロックされたにすぎないが、アシストなしのハードAIで達成したい目標のひとつではあつた。始めた頃は達成できるとも思つてなかつたくせに(途中で飽きるに決つてゐるぢやないか)、達成してみれば意外に長く掛つたな、といふ気もするから勝手なものだ。