大和但馬屋日記

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久々にキャリアモード

ニュル用のセットアップを煮詰めるのも楽しいが、キャリア放置の度が過ぎるので久々に再開。ええと、地域別の北米R2クラスだつたな。二箇月ぶりか。セブリングで勝てんのだわ。
テストドライブで、丸一日かけてコース慣熟とセッティング出し。ニュルのセッティング出しにかけた一箇月の蓄積を元に、テレメトリの各項目と睨めくら。ところでこのコルベットル・マン二十四時間のGT1クラスに出てた奴そのまんまだね。よし、愛着補正もバッチリだ。
まづはサスストロークを見ながらよく動く足に。セブリングはホームストレートのパコパコ区間と、他何箇所かの段差で絶対に底撞きするからそこは目を瞑る。Gメーターを見て荷重移動の具合を探りながらダンパーを決めて、フリクションを見て左右のバランスをスタビで調節。タイヤの様子を見て前後空気圧が2.0辺りで揃ふ様に。しかしリアがやや過熱気味なのでブレーキバランスを前寄りに。どのみちハイパワーFRなのでリアへの負担は大きい。
バランスが取れた所で走つてみたらコーナー出口で踏むとスピンする車になつたので、リアのスプリングを弱めてセッティングは完了。タイム的には勝てる車になつた筈。いや、元々勝てる車だが、我が物になつた筈だ。
で、レースをしてみる。
とにかくスタートが難しい。グリッド順は三番手スタートなのだが、四番手のパピスにすぐ抜かれる。トルクがありすぎてTCSなしではホイールスピン確実。再スタートを重ねて何とかスムーズにスタートできる様になるまで随分かかつた。
AIは第一コーナーが下手で、抜き所としてはここしかないと言つて良い。何とかここで首位に立つことができる様になり、あとは自分との戦ひ。しかしこれが難敵であつた。
トップで迎へた最終ラップの六周目、といふ状況で必ずミスをする。気が緩んでゐるのか、引締めようとしすぎて力んでしまつてゐるのか。コースアウトだのスピンだので、結局四位フィニッシュばかり。ていふか、最終ラップだけ制動距離が明らかに伸びてる気がするんだけど、それがビビリによるブレーキの踏力不足のせゐでないと言ひ切る自信がないのだ。リアの過熱も影響してはゐるのだらうけど。
リトライにリトライを重ねて、たった六周のレースに勝利したのは実に四時間後のことだつた。
いやあ、十周以上に渡る接近戦に耐へて制したトゥルーリは本当に偉いわ。レースは大変だ。そして、面白い。