大和但馬屋日記

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2008-09-27

[][][]2008年第15戦シンガポールGP予選

Q1

F1史上初のナイトイベント。画としては映えるが個人的には理念として反対。現地にかけるリスクやインフラ、コスト等の負担が大きすぎる。それが欧州人のテレビ観戦の都合だけで行われている。都心での深夜十時からの予選をロンドンで、パリで、やれるものならやってみろ。といった感じでやや御機嫌斜めな観戦。

コースはまあこんなものかな、と思うけど本コースをまたぐグランドスタンドはないだろ‥‥万一ってこともあるのだし。

バリチェッロがアタックの最後にピットインする前車に阻まれて中断。ここのレイアウトは問題となっているそうだ。決勝で事故にならなければいいけど。

残り二分半、フィジケラが壁に刺さってクラッシュ。午ぜ‥‥いや、夕方のフリー走行でもクラッシュしていて、いいところがない。

トラックのバンプが酷くて、ブレーキングスタビリティに悩まされる車が多い様だ。

ピケ、ブルデー、バリチェッロ、スーティルフィジケラが脱落。バリチェッロは不運だったね。

Q2

アロンソが最終セクターでストップ。電気系が死んだのが画面でわかるのもナイトレースならではか。コクピットの表示が全部消えた。アロンソはここまで絶好調だったのでメチャクチャ悔しがっている。

ベッテルが三番手にいて、BMWがそれを上回れない。上位二台はフェラーリ勢。

ハミルトン、脱落圏内からの脱出をかけたアタック。最終セクターで一台に引掛ったが辛うじて八番手にランクイン。しかしグロックが、そして中嶋が上位に入り、ギリギリの十番手になんとか踏留まれた。いやあ危ない。

トップはマッサ、ベッテルは四番手をキープ。九番手中嶋は初めてQ3に進出となった。

トゥルーリ、バトン、ウェバー、クルサードアロンソが脱落。

Q3

マッサとハミルトンの争いは白熱して面白い。ライコネンは二度目のアタックの二コーナーでいきなりミス、それでも自己ベストではあるがマッサとは比ぶべくもない。

ハミルトンが一瞬トップに立つが、マッサがこれを圧倒してポールポジションを獲得。これは彼の理想的なパターンに入ったか。

ハミルトン、ライコネンと続いて、以下クビサコバライネンハイドフェルドベッテルグロックロズベルグ、中嶋の順となった。

危なっかしいサーキットで唯一ミスらしいミスのない走りを続けたのがマッサという印象。こういう時のマッサは決勝でもブースト付きなので優勝候補の筆頭と言っていいだろう。ただ、事故や天候変化によるセーフティカー導入の確率が極めて高いので、予断はできない。

レースが何事もなく終ることを祈る。