大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

今日のゲーム(八月七日)

FORZA MOTORSPORT2(Xbox360,Microsoft,ASIN:B000HDLUY0)フォルツァ モータースポーツ 2(初回出荷特典:限定車「NISSAN FAIRLDAY Z - Custom Forza Edition」入手権利カード同梱) - Xbox360

今日のバイパー

曼蛇バイパーを作り直すの巻。いや、ペイントの話でなく、走る方。チューニングを見直したい。
パーツをアップグレードしてSクラスのPI値996までパワーアップしたバイパーSRT10だが、鈴鹿でどうしても二分が切れない。
また、それはそれとして、先日スウプ氏とセッティングの見解が全く反対であることが判り、好みの違ひはあるとしても自分に勘違ひがあるとしたらそこは正したいと思つた。
てな訣でチューニングを一旦デフォルトに戻し、テストドライブで延々鈴鹿を走り込む。デフォルトでは二分十秒を切ることすら難しい。耐久に使ふことを考へてタイヤはレーシングタイヤではないからさう簡単にタイムが出るものでもないが、ともかくこれでは扱ひ難い。
ここからどう自分好みに仕立てるか。テレメトリの、主にフリクションと熱の画面を出しながら少しづつ弄ることにする。目指す方向は、とにかく安心してアクセルの踏めるセッティングにすること。ハイパワーFRなのでリアの安定が最優先。その上で、130Rに一発で切り込めるハンドリングにしたい。

空気圧

まづはタイヤの空気圧。リアを最低に、フロントをそれより若干高めに。FRなので放つておけばリアの温度ばかりが高くなる。圧が高い程熱がよく入るので、コースを一周した頃に前輪と後輪の温度が等しくなる様に調整。
もちろん圧を下げると応答が鈍る。どこかで全体を底上げすべきかも分らんが、とりあへず低目で様子を見る。

アライメント

いきなりそこかよ、と言はれさうだが今のワシは未だサスペンションのバネとダンパーの関係を正しく理解してゐる自信がない。それらは挙動の変位を司るものと理解してゐるので、それは後回しにしてともかく「ワシの考へる真直ぐなライン」をトレースする足を作りたい。
で、前後のキャンバー角を弄つてみた。どちらもネガキャン(ハの字状態)にして、前を多めに。しかしどうもフラつくし、コーナーで踏張れてる感じもしない。熱の入りを見るとタイヤの内側が熱くなりすぎてゐる。一旦キャンバー角は抑へ目に戻した。
次にトーイン/アウト。ここが一番見解の分れるところだが、ワシには生憎知識の裏付けがないのでテレメトリだけが頼りだ。とにかくリアを落着かせるにはどうすべきか。デフォルト状態でフリクションを見ると、タイヤのグリップのベクトルが左右で散らかり気味になる。トーイン(マイナス側)にするとストレートでベクトルが内側を向く。ボーゲン状態だな。たぶんこれが正しい。トーアウトにするとコーナーでの動きが怪しくなる。

これを理屈で考へてみる。リアの動きにのみ着目した図も描いてみた。実際はこれほど単純ではないだらうけど。
コーナーでリアのアウト側に荷重がかかり、さらにそこに駆動力が加はるとどうなるか。トーインだとリアがコーナー内側に進まうとし、トーアウトだとアウト側に逃げようとする筈だ。ならトーインが良いに決つてゐると考へるのはたぶん早計で、車体の重心とフロントとの関係に注目すれば、リアがトーアウトならノーズが内側を向く。ドリフトするならこの方が都合がよからう。しかしワシはバイパーでドリフトしようとは思はん。コントロールできねえよ。
では、リアを安定させるためにトーインにしたらどうなるかといふと、当然アンダーステアになるだらう。フロントでこれをフォローするにはどうすればいいか。試したところ、結局、トーインにするしかなささうだ。ただでさへ曲らないバイパーだから、ターンインを少し鋭くしてやらなくてはどうしやうもない。

二時間走り込んで、決つたのはここまで。前後ともトーインにしたらタイヤの外側が異常に熱くなつたので改めてキャンバー角をつけて調整しなくてはならないが、それは次の機会に。
ここまででタイムは二秒程速くなつた。奥が深すぎる。つか、ほとんど知識がなくてもテレメトリと睨めつこして走ればちやんと理詰めで考へられる材料を与へてくれるのだから、本当にいい教材だよね。