大和但馬屋日記

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夜の昏さ

yms-zun2006-12-11

昨日の分の書き忘れ。
昭和四十年代の作品と平成に入つてからの作品を見比べて特に思つたのは、「ワシが生まれた頃の日本はなんて夜が暗かつたのだらうといふこと。もちろん絵作りとして暗いところを徹底的に落とす昔の手法に因る部分も大きいかもしれないけれど、それ以上の実感として四十年前は東京都内でも夜はあくまで闇夜だつたのだらうな、と。
それに比べて今は、と安易に夜の明るさを批判するのもいいけれど、その御蔭で自分は夜道を比較的安全に自転車で走ることができてゐる。星が見えないことと引換へに。それが良いことか悪いことか、簡単に答を出せる訣がない。