大和但馬屋日記

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家にPCを置きたくない心理

一つ前の記事で「家にまでデスクトップPCなんか置きたくない」と書いた。まあ、家で仕事しようと思つたらさうも言つてゐられないが、今の所ワシは家でCGのモデリングとかアニメーションまでする気はなくて、精々コンテやラフスケッチを描く程度までに留めたいと思つてゐるし、後はネット巡回とか日記の更新くらゐしかしないからタブレットPCで十分用が足りてゐる。
もちろん豪華なパーツを潤沢に使つてPCゲームの最先端を堪能したり、あれやこれやと遊ばうと思へば遊べることは百も承知なのだが、しかし、家にデスクトップPCなんか置いたらワシはその前にへばりついたが最後全く動かなくなるに決つてゐて、それが嫌なのだ。家を職場と同じ環境にしてどうするのかと。
丁度九年前、東京に出てきたときに実家からX68000のREDZONEを持つてきた。ワンルームの片隅に座卓を置いて、もうとつくに盛りの過ぎた、しかし自分にとつてはまだまだ現役のコンピュータでまだまだ遊べると思つてゐた。しかしまあ、仕事の都合もあるのでと、PowerBook2400cを買つた。その日以来、ワシの中で「趣味のデスクトップコンピューティング」は終つてしまつたのだ。
それから、早九年。今後も部屋の片隅にパソコンのためのスペースを確保することは、たぶん無い。家の中での自分の世界がモニタとキーボードとマウスの中で閉ぢてしまひさうで、それだけは嫌なのだ。