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灼眼のシャナIII〜XII(高橋弥七郎, 電撃文庫) - 大和但馬屋読書日記 - bookグループ

灼眼のシャナ〈12〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈12〉 (電撃文庫)

年末年始に既刊を一気に読んで、今日最新刊の十二巻を読んだところ。
最初からの印象どほり、確かな描写力でぐいぐい引張られて、一気に読み進めることができた。一冊ごとの感想は省くが、少年漫画的に実に面白い。ただし、「0」のパロディ短編だけはいただけない。まあ、あまり向いてないことはするな、と。
アニメ版は、観るとその後文章を読む際に台詞に声がついてしまふのが嫌なので避けてゐる。が、この間たまたまスカパーでやつてゐるのを途中から観てしまつた。第四話かな。多少話の構成は変へてあるやうだが、特に描写に違和感などは感じなかつた。これは、元の文章の描写が確かだから制作側にも視聴者側にもイメージのぶれが生じてゐないものと好意的に判断したい。声もイメージを崩すやうなものではなかつた。
しかしやはり、最新刊を読む際に頭の中に「うるさいうるさいうるさい!」と釘宮声が響いたのには困惑した。さういふ色は、本を読む時には要らない。