いや、敗けてないけど、初日の出足が期待されたほどではなさげだとしたら、その理由の一つにはイメージ戦略の失敗があるのではないかと思つた話。
職場の上司に見せたら、「ああ、ゲームの交換ができるんだ」と驚かれた。テレビのコマーシャルなんかを見て、ゲーム&ウォッチのやうな「スーパーマリオ」専用ゲーム機かと勘違ひしたらしい。あまりゲームに詳しくない別の人に見せたら、他と互換性のない新ハードかと思はれてゐた。はてなのキーワードを辿つてみても、アドバンスよりスペックの劣る「携帯用ファミコン」であると思ひ違ひをしたコメントを目にしたりもする。
どうやら、大々的に「スーパーマリオ」発売二十周年のプロモーションをしたこと、それに乗じて品切れだつたファミコンミニ版「スーパーマリオ」を同日再発売したこと、何より商品名に「アドバンス」の文字が一切含まれてゐないことなどが原因で、ゲームボーイミクロが「ゲームボーイアドバンス」の最新機種であるといふ事実が世間一般に正しく伝はつてゐない様に思はれる。オレの思ひ過しならばよいのだが、少ないサンプルの中から似た例がいくつも出てきたといふことは、強ち間違ひとは言へなさうだ。