大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

今日のゲーム(四月三日)

えらい久しぶりだな。久しぶりにゲームしたんだから仕方がない。

虫姫さま(AC,AMI/CAVE)

なんか、三面とか二面とか一面とかで終るやうになつてしまつたよ(マニアックモード)。慎重さといふアビリティを失つたやうだ。

雷電III(AC,TAITO/MOSS)

まさか二十一世紀になつて「雷電」の新作を拝むことにならうとは。「雷電」が十五年前、「II」「DX」ときてシリーズが途絶えたのが十一年前。その後は「ライデンファイターズ」シリーズに完全移行したものと思つただけに、直系「III」が今リリースされたのには驚いたよ。
まあ、オレは初代以外はクソ難しすぎてほとんど遊んでないのだが。
ともかくも遊んでみた。フルポリゴンなのが今風だ。うわ、自機の足が遅せえー。敵の弾足が速ええー。弾幕系一辺倒の世の中にここまで切返し至上主義一直線なデザインで来るとは素晴しいな。
武器の種類は「II」以降に準じてゐるけれど、遊んだ感触は初代の今風解釈によるリメイクと言つていいと思ふ。初代より面白くなつてはゐないが、これは確かに「雷電」の新作だ、「ファイターズ」のではなく。稼動してるうちは遊ぶことにしよう。

究極タイガー(AC,TAITO/TOA PLAN)

何故か置いてあつた。勿論初代「雷電」より古い、言はば「雷電」の原作と言つてもよいゲームだ。一度やつてみたら一面もクリアできなかつた。二度目のプレイで三面まで進んだ。どうも、マップが「雷電」のそれと混ざるのはオレだけか。ともあれ、今遊んでも充分面白い。つか、「雷電III」程度のリメイク具合なら、これを置いとくのとほとんど変らない気がした。

タッチ! カービィ(NDS,Nintendo,ASIN:B0007L8SFG)タッチ! カービィ

二台目のDSと同時に買つてゐたんだけどね。
星のカービィ」シリーズも数多あれど、その中でオレが遊んだタイトル数はそれほど多くはない。ファミコン版「夢の泉の物語」、SFCの「カービィボウル」、そしてGBカラー用の「コロコロカービィ」だけだ。見ての通り、正統派アクションとしての「カービィ」はファミコン版しか遊んでをらず、あとはイロモノ操作系ばかりである。
だからといつて「カービィ」が嫌ひな訣ではなく、むしろその逆で、ファミコン版はそれが発売された当時に存在したあらゆる家庭用ハード(とつくにSFCも発売されてゐた)の同種のアクションゲームの中でも最高の作品だと今でも本気で思つてゐる。ゲームの面白さだけでなく、ファミコンのスイッチを入れた瞬間から全力でプレイヤーを楽しませようとあらゆる手を尽して繰広げられることどもの全てが愛ほしくて仕方なく、もちろん難易度の上る二周目も含めて達成率が完全になるまで遊んだものだ。その後のシリーズに消極的なのは、あらゆる点であのファミコン版と比べて「評価」してしまふことへの恐れがあつたのと、一作に対する入れ込みが強すぎて、もう一度別のタイトルに同じ様に入れ込むことに倦んでゐた所為もあつたと思ふ。「カービィボウル」や「コロコロカービィ」は、たまたまキャラがカービィであつたといふ程度の意味しかない。
さて、DS版「タッチ! カービィ」である。どこからどう見てもイロモノ操作系である。そもそも、ハードからさうだ。見た目の印象も「キャッチ! タッチ! ヨッシー」とどつちがどうでも良いくらゐで、まあトカゲよりはピンク色の丸いのの方がいいか程度の動機で買つてみた。のだが。
これが思ひの外「ちやんとしたカービィ」だつたものだから驚いてゐるのである。つか、面白い。やはりファミコン版と比べてしまふから「あれより面白い」とまでは言へないけれど、あれで遊んだ時に感じた何かに共通するものが、確かにある。
蛇足ながら、FC版をこの様に誉めそやしたからといつて即「桜井信者」呼ばはりされても素で困るといふか、オレが桜井なんとかといふ人の名前を初めて意識したのは「メテオス」に飽きた後の話なので単純に事実と違ふから困るといふだけなんですが、でもFC版カービィは最高なのでそれを作つた桜井さんといふ人はすごいですよね。
さういふ人の作つたゲームを好きな人のことを「信者」とかいつて見下す連中の了見をオレは疑ひますよ、とメテオスを良いと触れ回ると信者だの身だしなみに気を配ることも無い人間だのとレッテルを貼られる件について - ポリバケツブルー -番外編-などを読んで思つたことをメモ。何であれ楽しんだ方の勝ちで、楽しめなかつた者に文句を言ふ権利だか何だかはあるにしても、楽しんでる人が楽しめなかつた奴に馬鹿にされていいなんて道理はどこにもない訣ですよ。

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