大和但馬屋日記

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2005-04-03

[][][]2005年第3戦バーレーンGP公式予選二回目

  • P・フリーザッハー:1'36.413。何か悪くない気がするぞ、遅いけど。
  • C・アルバース:1'36.417。チームメイトとほぼ同タイム、昨日のマージンで前に出た。
  • T・モンテイロ:1'36.004。
  • N・カーティケヤン:うーん、気合の空回り走法。ほぼすべてのコーナーでミスしてしまった感じ。1'36.953、モンテイロに負けた。
  • J・ヴィルヌーヴ:うーん、ぐだぐだ走法。1'35.665。
  • R・バリチェッロ:1'35.867。コントロールラインでスローダウン、そのままピット出口にマシンを止めた。つくづくツイてないのか。
  • D・クルサード:1'34.633、これくらいは出て当然だよなあ。
  • 佐藤琢磨:1'34.450。合算でクルサードの前に。
  • J・バトン:1'33.391。いいラップだった。
  • R・シューマッハー:お、国際映像止まった。オレがレコーダーのリモコンを蹴ったせいだ。1'32.319、お見事。
  • F・マッサ:1'34.269。
  • P・デ・ラ・ロサ:1'32.648。
  • C・クリエン:1'32.663。めちゃくちゃ速いな。重さはどうなのか。
  • K・ライコネン:1'32.930。ミスが響いてデ・ラ・ロサに負けてしまった。
  • M・ウェバー:1'32.670。セッションタイムはクリエンに負けているが、合算でわずかにラルフを抜いてトップに。しかし、ここ数人が皆二セク三セクでタイムが落ちてるのが気になるなあ。燃料の重量効果かしらん。
  • G・フィジケラ:1'33.320。ミスかなあ。トータルでもずいぶん沈んでしまった。
  • N・ハイドフェルト:1'32.827。トータルで首位に出た。
  • M・シューマッハー:重そうだ。1'32.120.ここまでのトータル首位。むしろ軽いらしい。
  • J・トゥルーリ:1'32.667。ラップタイムは悪くない。
  • F・アロンソ:1'32.054ラップタイムでもトータルでもトップを堅持。「十四周分?」て川井さんよ、昨日のタイムはミス含みだからそんなわけないってば。

今セッションだけで見れば相当の接戦。彼らが正攻法で来ているのだとしたら、そこから外れたタイムの連中、琢磨、クルサード、マッサあたりの作戦が見どころかもね。

結果

[][][]2005年第3戦バーレーンGP決勝

スターティンググリッド。バリチェッロは予選後にエンジンを交換したためにグリッド最後尾に移動。

  1. F・アロンソ
  2. M・シューマッハー
  3. J・トゥルーリ
  4. N・ハイドフェルド
  5. M・ウェバー
  6. R・シューマッハー
  7. P・デ・ラ・ロサ
  8. K・ライコネン
  9. G・フィジケラ
  10. J・バトン
  11. F・マッサ
  12. 佐藤琢磨
  13. D・クルサード
  14. J・ヴィルヌーヴ
  15. T・モンテイロ
  16. N・カーティケヤン
  17. C・アルバース
  18. P・フリーザッハー
  19. R・バリチェッロ
  20. C・クリエン

予選好調のクリエンは惜しくもピットスタートに。

スタートはアロンソが無難に飛び出し、マイケルは大きく左に幅寄せ。一コーナーでトゥルーリがマイケルの前を窺うが、マイケルが二番手を守った。

三周目、フィジケラのマシンから白煙が出ている。同じ周、カーティケヤンがスローダウン。フィジケラはピットロードに入るが、ピットからは「そのまま走れ」とジェスチャ。そんなこんなで琢磨がいつの間にか八番手に上ってますよ。マジですか。

フィジケラは結局再びピットに戻り、エンジンをかけ直したものの諦めてリタイア。

  1. F・アロンソ
  2. M・シューマッハー
  3. J・トゥルーリ
  4. M・ウェバー
  5. N・ハイドフェルド
  6. R・シューマッハー
  7. K・ライコネン
  8. 佐藤琢磨
  9. P・デ・ラ・ロサ
  10. R・バリチェッロ
  11. J・バトン
  12. F・マッサ
  13. J・ヴィルヌーヴ
  14. D・クルサード
  15. T・モンテイロ
  16. P・フリーザッハー
  17. C・アルバース

結局クリエンはスタートしなかった模様。残念。バリチェッロは激しく追い上げてきた。

アロンソ×マイケル、ハイドフェルド×ライコネン、琢磨×デ・ラ・ロサと、一秒以内のバトルが随所で続く。しかしベストラップ連発でアロンソを追っていたマイケルが十コーナーでコースアウト! ギアボックストラブルによるものか、ギアが落ちずエンジンブレーキが効かなかったのかもしれない。その後もスロー走行のままピットに戻って無念のリタイア。近年見ない、最悪の新車デビューとなった。

自動的に七番手となった琢磨はデ・ラ・ロサに激しく追われている。キツいなこれは。

十九周目、フリーザッハーとラルフが最初のピットイン。

二十一周目、デ・ラ・ロサの襲撃に琢磨こらえる。アロンソがピットイン。二十二周目、トゥルーリとウェバーもピットイン。上位三台から先にピットインしていくというのは、やはりそういう作戦だったということなのだな。

二十三周目、マッサとモンテイロがピットイン。

二十五周目、ライコネンとバトン。琢磨を追うバリチェッロは十コーナーでふらついた。しかしまだ食い下がる。二十六周目、この二台が同時にピットイン。琢磨が前をキープしたままピットアウト、その目の前を横切るハイドフェルドのマシンから白煙。唯一人開幕戦から同じエンジンで来ていたが、流石に無理だったか。

二十七周目、琢磨の順位がズルズル落ちている。何だ何だと思ったら十コーナーでスピン、どうも左フロントのブレーキが逝ってしまった模様。そのままピットに引込んでリタイアに。いいところにいたのに、残念。

  1. F・アロンソ
  2. J・トゥルーリ
  3. M・ウェバー
  4. K・ライコネン
  5. R・シューマッハー
  6. R・バリチェッロ
  7. J・バトン
  8. P・デ・ラ・ロサ
  9. F・マッサ
  10. J・ヴィルヌーヴ
  11. D・クルサード
  12. T・モンテイロ
  13. P・フリーザッハー
  14. C・アルバース

電気系、ハイドロ系、エンジン、ブレーキ。酷暑の中で、リタイア原因も一揃い出てきたようだ。あとはタイヤか。

デ・ラ・ロサが今度はバトンを追い回している。ブレーキが厳しいBAR、守るバトンも大変だ。三十三周目、ついにデ・ラ・ロサがバトンを捉えた。これはもう、圧倒的な差としか言い様がない。

デ・ラ・ロサが今度はバリチェッロに迫る。何だかすっかり今日の主役となったペドロ。画面も彼のロングホーンに釘付けだ。三十八周目、一コーナーでインを突くが、二十一周目の対琢磨と同じくまたオーバーランしてしまった。ペドロとしてはレギュラードライバーほどに失うものは何もないとばかりに押しの一手なのだろう。もう随分なベテランだが、好きだぜ。

四十二周目、アロンソモンテイロアルバースが二度目のピットイン。デ・ラ・ロサは再びバリチェッロに挑み、あっさりこれをパス。力の差が明らかになった。ラルフ、トゥルーリ、ウェバーがピットイン。

四十四周目、ラルフが十コーナーでオーバーラン。バトンがバリチェッロに迫る。ライコネンとマッサがピットイン。四十五周目、バトンがバリチェッロを料理。フェラーリの加速が鈍い。デ・ラ・ロサがなんとファステストラップを記録。キャリア最高のレースをしてるな、今日は。四十六周目、そのデ・ラ・ロサヴィルヌーヴがピットイン。四十七周目バトンとバリチェッロが同時にピットイン。しかしバトンは走り出そうとするとエンジンがストールしてしまう。押し掛けしてもだめ、タイヤを回して落してもだめ、思いっきりブン回して無理矢理動かしたが、ピット出口で結局止まってリタイア。BAR、またも全滅。

  1. F・アロンソ
  2. J・トゥルーリ
  3. K・ライコネン
  4. R・シューマッハー
  5. M・ウェバー
  6. P・デ・ラ・ロサ
  7. R・バリチェッロ
  8. F・マッサ
  9. J・ヴィルヌーヴ
  10. D・クルサード
  11. T・モンテイロ
  12. P・フリーザッハー
  13. C・アルバース

デ・ラ・ロサ劇場、今度はウェバーを相手に大張り切り。なんかもう、順位はどうあれヒーローインタビューはペドロでやってくれ。

五十二周目、バリチェッロがマッサに抜かれて八番手に落ちた。F2005、全然駄目だ。もうデータ取りのためだけに走っているのだろう。

デ・ラ・ロサ劇場では前を行くマークが一コーナーでタイヤロック。しかし何とか凌いだ。あと四周。

残り三周、バリチェッロに迫っていたヴィルヌーヴが十コーナーでスピンアウト。これがジャッククオリティ‥‥

デ・ラ・ロサ劇場は残り二周でクライマックス、ついにウェバーを捉えて、抜いた! 格好いい!

最終ラップ、失速したままのバリチェッロはクルサードに抜かれて九番手。ついにフェラーリ、ノーポイントで陥落。

優勝は一人旅のアロンソ、二位トゥルーリライコネンが三位表彰台を獲得。ラルフ、デ・ラ・ロサ、ウェバー、マッサ、クルサードまでが入賞。完走十三台、アロンソ連勝、ルノーが三連勝、トヨタも連続表彰台、レッドブルがしぶとく入賞、フェラーリBARが惨敗という結果に終った。

マシンが速いだけではどうしようもないことを示したフェラーリ、マシンが速くなくては仕方がないことを示したBAR、そして何もかも速くなければこうはならんのだよと言わんばかりのルノー、そしてトヨタ。特に悪いところはないのに最後は地味なウィリアムズ、最後は良いのに予選が足を引っ張ったマクラーレン。大体傾向が出てきたところで、舞台はヨーロッパへ。サンマリノGPで地元フェラーリが本当に巻返せるのかどうか。

結果