大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

ニューマシンセットアップ

帰る気満満で終電時刻以降まで作業してゐたら、いつの間にか外では雨が降つてゐやがる。これでは帰れないではないか。仕方がないので、二週間も前に充がはれたまま放置してゐた新しいPCのセットアップを始めた。面倒くせえ。若いスタッフがパーツを買つてきて組立ててくれたものをそのまま使ふので、どんなスペックなのかは良く知らん。今かうして使つてゐる、四年前に買つたマシンよりは上なのだらう。今のマシンのことも良く知らん。
PCが無ければ飯も喰へない癖してPCそのものに対する関心がここまで薄いのもどうかと思ふが、つまりは必要なアプリケーションが走ればそれでよいのである。四年も立てば陳腐化するやうなものを追ひかけるのは気力の無駄遣ひ*1といふか、血を吐きながら走り続ける哀しいマラソンだ。自分用のマシンの主力がX68000からPowerBook2400cに変つた時から、コンピュータに対する意識もそんな風に変つてしまつた。
それでもPowerBookの時は漢字Talk7.6→MacOS8→8.1→9→9.6まで乗換へて、それぞれに最適なカスタマイズを探つたりしたものだが、仕事用PCのWindows2000とか個人用のタブレットPCのXPなんか、何かを弄らうといふ気が全く起らない。たまにX68000に触ると、SX-Windowを前に石のやうに固まつてしまつたり。ましてやCOMMAND.Xなんてとても触れない。耄碌したものだな。
といふか、よく考へたらハードウェアに向けてない情熱がほとんどはてなダイアリーの方に向つてゐるだけなのではないかといふ気がした。

*1:もちろん、他のスタッフが必要な知識を駆使してハードウェアを組立ててくれたことは忘れてはいけない