大合奏！バンドブラザーズ(NDS,Nintendo,ASIN:B0006GASB4)
エディットモードを出すといふ大目的のために精神的に余裕のないプレイばかりしてゐた序盤とはうつて変つて、プロモードになつてから音ゲーとしてのこのゲームが面白く思へるやうになつてきた。
まだ一度もレコーディングには挑戦せず、「貸しスタジオ」で選べる簡単な曲とパートを一つづつこなすことにした。その全てで九十点以上取れたらレコーディングに挑戦しようといふのが当面の目標だ。
落着いてやればLRボタンによるオクターブの上げ下げもなんとかなる(この先メロディラインを担当するやうになればさうも言つてられないが)。苦手な部分は巻戻して繰返し練習。
いつの間にか基本的なリズムは外さないやうになつてきたし、譜面を見ただけでは分らない変則的なリズムにもそれなりに反応できるやうになつた。それだけでもう、「今のオレはこのゲームを買つた直後とは別の人間だ」といふ実感がある。素養が全くない分野について分ることの快感てのは確かにあるな。ゲームでそれを感じるのもどうよといふ気はするが、まあオレの場合大抵の動機はゲーム絡みなんで今更なツッコミである。
などと随分好い気になつてゐるが、早晩越えられない壁にぶち当つて挫折するのは火を見るより明かなので、心配することはない。
