大和但馬屋日記

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今日のゲーム(六月一日)

爆走マウンテンバイカーズ(PS2,SCEI,ASIN:B0001TXSB8)爆走マウンテンバイカーズ

どんなゲームかろくに調べもせずに、何となく「エキサイトバイク64」の自転車版みたいなものを想像して買つた。
起動してチュートリアルに触れてみると、全然違つた。つふかコレはスノボゲームそのものではないか。トリックプレイもあるし、ていふか操作の説明はほとんどそれだし。生憎オレはスノボゲームは好きではないのだ。特にトリックといふやつが嫌で嫌で仕方ないのだ。早まつた。
しかしさすがにそこでやめるのは勿体ないにも程があるのでレースモードを始めてみた。初めは選択できる項目もほとんどない。とりあへずキャラを選んで、自転車を選ぶ。ほうほう、フレームもパーツも実在メーカーか。んぢや、スペシャで始めようか。
ステージは二十四もある。スノボゲーなので全部ダウンヒルだ。最初のステージでレーススタート。漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ、跳ねる、つまづく、転ぶ。漕ぐ、漕ぐ、ぶつかる、転ぶ。漕ぐ、漕ぐ、脱輪、谷底へ。漕ぐ、漕ぐ、登山者がいる、撥ね飛ばす。ひでえ。つふかコースが長い。いつになつたらゴールに着くんだ。着いた。六分もかかつた。この間に何回死んだことか。かなりトラウマを刺激してくれるぞ。
何回かやり直して、やつとレースを一位でクリア。次のステージに進める。あら短い。同じ山でも全く別のマップらしい。イタリアの何とかいふ山らしいが本当にこんなコースなのか? 死人が出るぞ? つかありえない。
アメリカの山。赤い。ハワイ。溶岩の上を走ると火に包まれる。でも走る。イギリス。城の中とか通るし。ロシア。何でコース上に戦車がゐるんだyo! カナダ。クマダー!! 思ひきり殴られる。森の中をビッグフットが歩いてゐる。おいおい。フジ山。測候所からスタート。ガレ場。樹海。露天風呂。神社。目茶苦茶だ。要するに、コースはリアルでも何でもない。とまあ、しばらく遊んでゐたのだが。
めつさ面白いわこれ。買つて良かつた、マジでマジで。
スノボゲームの何が嫌いつて、あれは重力で滑降するものだから緩斜面などでミスするとしばらくスローな動きにならざるを得なくなり、苛々させられることが多い。しかしこちとら自転車だ。基本的に漕げば進む。
面白いのは姿勢制禦。ジャンプしたら、とにかく両輪を地面に平行にして着地しないと転ぶ。この辺はやはり「エキサイトバイク64」に近い。で、馴れればこちらの方がずつと簡単だと思ふ。また、転んでも落ちてもぶつかつても、テンポを損ふことなく一瞬で復帰する(再加速の手間さへない)ので、ストレスが溜まらない。ライバルの妨害も、殴る蹴るとやりたい放題だ。何だかんだいつてトリックもできる様になつてきた。
自転車ゲームとして見るべき点があるかどうかはともかく(挙動はかなりそれらしく作つてあると思ふ)、スノボ系を含めたこの手のゲームの中でも面白い存在感があると思つた。結構ハマるよ。
惜しむらくはリプレイ再生画面。据ゑ置きカメラの視点が欲しかつたな。