大和但馬屋日記

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改革をなかつたことにできるか

改めて考へ直してみた。昨日のコメント欄で国語改革前の状態に戻すことを諦めてゐる心情を吐露してみたが,実際どうなのだらう。
『国語改革以後現在も生き続けてゐる二つの指標である「当用漢字表」と「現代かなづかい」を撤廃すべきだ』と仮に主張したとして,これに対する論理的な筋の通つた反対は可能か否か。
暇のあるときで結構ですから,あおやぎさんや他の方も考へてみてください。
見た瞬間,感情的に反対したくなつた人は少なくないでせう。でも,なぜさう思つたのかについても考へてみませんか。
なほ,「学校でさう教わつたから」「もう世の中これで五十年やつてきてるから」といふのは反論として成立しません。もはやその理由の説明は不要だと思ひます。
別に「皆正字正かなに目覚めればいいのに」とか思つてゐるわけではありません。しかし自分の考へを開陳するばかりといふのも刺激がなくてつまらないので,たまには聞く側に回つてみたい。