■ [GP][2005][australia]2005年第1戦オーストラリアGPフリー走行三回目
真先にコースに出たのはミナルディの新人フリーザッハー。ミナルディチームはGP開催地のビクトリア州の裁判所にFIAを提訴することで、当面のレースに出場する仮処分の申請を行った由。このことが今後どんな波紋を広げるのかは不明だが、ともかくもコースに出ることはできたという事実だけは確かなものだ。遅れてアルバースもコースに出た。
ラップタイムが異常に落ち込んでいると思ったら、どうやらトラックが濡れているらしい。降雨があるかどうかは不明。トラックステータスはグリーンと表示されているので、気温が上がるにつれて乾きつつある状態なのかもしれない。
やはり雨が降っていたらしい。
結局、最も速いマイケルでも一分四十秒台、遅い方は十秒以上も開きのあるタイムなので何の参考にもならない。フェラーリが悪いコンディションで速いことは間違いなさそうだけど。昨日まったくセットアップができなかったという琢磨にとっては痛いセッションだったろうね。
結果
■ [GP][2005][australia]2005年第1戦オーストラリアGPフリー走行四回目
まだ雨は降り続いているのかどうか。とりあえずタイムは前セッションよりは向上しているが、昨日とは比べ物にならないくらい遅い。
ジョーダンからデビューのカーケティヤンにSTOPの表示。サンドトラップに捕まったかクラッシュしたか。マシンにダメージがなければよいが。
セッション終了間近になって、ルノー二台が突然大幅なタイム更新。他のマシンも一気に上げてきた。そのタイムの上がり幅を見るに、コンディションは回復したとみてよさそうだ。予選の時にどうなっているか、見守りたい。
うわ、琢磨が止まったよ。
結果
■ [GP][2005][australia]2005年第1戦オーストラリアGP第一予選
少し横になったら寝過した。目が醒めてテレビを点けたら琢磨がスピンしてるリプレイが。もう全部終ってるよ。‥‥もう一回寝るので、レポートは後ほど改めて。それにしても、タイムは明日の予選タイムとの合算だったよな‥‥ハァァ‥‥
さて、気を取り直して。毎年変る予選ルール、先にも書いた様に今年は何と一回目と二回目のタイムの合算で決勝グリッドを決めるという変則的なものになった。久し振りに本気の走りが見られるという期待がある反面、一九九四年日本GPでの二ヒートレースの如く一見しただけでは順位が分りにくいという泣き所もある。EXCELのマクロ組まなあかんかなあ。
基本的に予選一回目が終ると同時にパルクフェルメ規定が適用されてセッティングが弄れなくなるは、タイヤは予選・決勝通じて一セッしか使えないはで、チームも大変である。
さて、セッション開始。降雨はないが路面はヘビーウェット。
- アルバース(ミナルディ):全く走ってない状態でいきなりウェット、厳しい条件の中でよく走り切った。
- フリーザッハー(ミナルディ):一コーナーであわやスピンしかけたものの持ち直した。タイムには目を瞑ろう。
- カーティケヤン(ジョーダン):雨の走りには定評があるとのことで、その評判通りの落着いた走りでタイムを出してきた。1'44.357。
- モンテイロ(ジョーダン):1'46.846。カーティケヤンの速さが分る結果になった。
- バトン(BAR):ミシュラン勢の初アタックは浅いスタンダードウェットで。コースコンディションも今のところ良くなる気配を見せており、1'41.512。ライバルはこれをターゲットにするだろう、と。
- ハイドフェルド(ウィリアムズ):二コーナーで少しふらつくも、一セクではバトンより一秒以上速い。しかし三セクではみ出した。それでも1'39.517、コンディション変化が大きすぎる。
- ウェバー(ウィリアムズ):1'36.717。何と直前のハイドフェルドより三秒も速い。コンディションはもとより、もちろんウェバーの腕もあるだろう。
- クリエン(レッドブル):1'37.486。ウィリアムズとの差はマシンなりか。
- トゥルーリ(トヨタ):1'35.270。これは凄いな。さすがトゥルーリ。トヨタも一発の速さはそこそこありそうだ。
- クルサード(レッドブル):クリエンに負けて1'38.320、無線によるとオーバーステアがどうとか。それにしても一発アタック制に弱いのは相変らずか。
- ヴィルヌーヴ(ザウバー):ドライタイヤで登場。それにしてもザウバーは格好いいな。おっと、アウトラップでいきなりスピン。おーい。ミスも目立って1'36.984。
- フィジケラ(ルノー):冴えた走りで1'33.171、速い! ‥‥フィジケラのアタックが終った瞬間、土砂降りの雨。うわー、後のドライバー可哀想。
- マッサ(ザウバー):気の毒にドライタイヤで猛雨の中を走る破目に。チームラジオで「雨だがら気を付けろ」‥‥フェリペもわかっとるわい! と叫びたいだろう。アタック中止。
- M・シューマッハー(フェラーリ):1'57.931。どうしようもないやね。
- 佐藤(BAR):マイケルのアタック中に、アウトラップでクラッシュ。とっほっほ。このマシン撤去のためにセッションは一時中断。雨も凄いが風も凄まじい。観客の傘もぶっ壊れてる。
- R・シューマッハー(トヨタ):1'51.495、兄よりはマシだがフリーザッハーより遅い。いやはや。
- アロンソ(ルノー):1'47.708。コンディションを考えるとベストラップじゃないか。
- バリチェッロ(フェラーリ):1'45.481、さすがは雨のバリチェッロ、雨のブリヂストン。
- ライコネン(マクラーレン):前後左右のGを表示するメーターが面白い。雨でこうならドライのブレーキングGはさぞ凄かろう。1'44.997、すばらしい走りでした。
- モントヤ(マクラーレン):1'45.325、フィンランド人には敵わなかったか。
初戦からいきなり大荒れ。レギュレーション解釈を巡っていろいろありそうだが、それも含めてまた楽しみということで、日曜朝の第二予選の天候や如何。