大和但馬屋日記

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跳ね犬

跳ね犬

八幡宮拝殿屋根上の狛犬
近頃大修理があつたとかで,そのときに新造されたものだらうか。それとも江戸時代に勧請された時から同様のものがあつたのだらうか。何にせよ,妙に愛嬌がある。
かういつたものに感じる可愛さとかユーモラスさといつたものは今も昔もさうセンスに違ひがあるわけではない。日光東照宮などは全体がファンシーな世界観に彩られてゐて,これが時の権力者を祀つた宮かと不思議に思ふほどだ。
この海の孤島の古ぼけた神社ですら江戸時代のトレンドには敏感だつた様で,細部の凝り方は日光にすらひけをとらない。しばらくそのシリーズでいつてみるか。

ファミニ

あちらこちらで話題沸騰の「ファミコンミニ」であるが,オレの気にかかる点はただ一つ。
ドンキーコング」の50m*1は存在するか。
たぶんしないだらうし,だからこの企画には魅力を感じない。存在したらごめん。
ナムコットの諸作を見ても思ふけど,わざわざ不出来*2な移植作を復刻することに何の意義があるのだらう。「ゼビウス」なんか,携帯で三百円払へば完全移植版が遊べるといふのに。
ゲームそのものではなく,「懐かしい」といふ雰囲気を商品にしたものに引掛かりたくはないと思ふ。オレはレトロゲームが好きなのではなく,時間軸上のすべてのゲームを同等に愛したいのだ。
もちろん,こんなヲタははじめからターゲットに含まれてゐないのだらうから,かうして難癖をつけるだけ野暮といふものだらうが。

*1:全四面中の二面目のこと。ファミコン版ではオミットされた。

*2:当時いかに素晴らしい移植とされたものでも,現在GBAのスペックで実現し得るレベルに比較すると不出来と言はざるを得ない