大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

ザウバーに歴史あり

コーヒーのランクを下げると、人はもっと幸せになれる | ライフハッカー[日本版]
勿論コーヒーが好きだから嚙付くのだが、他人の財布を覗き込んで使ひ途に口出しすることで得られる幸せは人間のランクをどの程度下げたら手に入るんですかね。このライフハッカーとやらは要するに「貧乏人は分を辨へろ」と言つてゐるだけだ。金を貰つて書くことぢやない。


ザウバーの新車と、參戰初年度の比較。思へば最初のザウバーはSWC時代のシルバーアロー傳説を引つ提げてメルセデスの看板を背負つてF1にやつて來たのに、今ではすつかりフェラーリのセカンドチーム。不思議なものだ。
C12のドライバーの肩まで露出しさうなコクピットに對して過剩なまでの安全装備がC37の特徴といへるが、そも今日の安全装備の先鞕をつけたのは他ならぬザウバーの二つ目のF1マシン、C13だつた。べンドリンガーの事故を受けて急拵へのプロテクターを付けたのが最初で、續くC14で現在のF1マシンとほぼ同じ形の洗練された形となり、その翌年のC15の年からこのプロテクターがレギュレーションで全てのチームに義務付けられることになつた。今年から始まるへイローもその流れの下流にある訣で、C37のコクピット周りの流麗な線一つにも歴史を感じてしまふ。
しかしそれより何より、今年のマシンは「長すぎる」。ルナールの「博物誌」の蛇か。