大和但馬屋日記

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ベルギーGP決勝

夏休み明けのベルギーGP。フォースインディア二臺が無駄に大暴れ。一周目、第一コーナーを拔けて谷底のオールージュに向ふ下りのストレートでオコンがペレスに幅寄せして壁に押付けた。クラッシュには到らなかつたものの全開區間でこれは危險極まりない。
バクーで接觸して以來、どうも劍呑な空氣になつてゐるこの二人。ハラハラして見てゐたら三十周目にまたも接觸。一周目と同じ場所で今度はペレスがオコンに幅寄せして、ペレスのタイヤをオコンのフロントウイングが切裂いた。フロントウイングを失つたままオールージュからラディヨンを上るオコン、タイヤを失つてヨロヨロとラディヨンを上るペレス。こんな危なつかしい映像を見せないでくれ。しかしこの件でレースコントロールからのペナルティはなし。どうなつてんだ。
このアクシデントで出たセーフティカーに合せてベッテルがウルトラソフトを装着、トップを行くハミルトンに襲ひかかる。ホイールトゥホイールの激しいバトルで、しかしハミルトンが耐へ凄いだ。ピンクの二臺と違つてレベルが高い。
レベルでいふと、二十七周目にマシンを降りたアロンソ君、「パワーが」「パワーが」と何度も訴へてたけど、んーと、もう辭めたらいいんぢやないかな。F1に居るにはアロンソのレべルが高すぎるんだよ多分。さういふ事にしておかうよ。
ボッタスを拔いて三位に入賞したリキアルドは八周目にリタイアしたチームメイトを氣遣つて「マックスがすぐに居なくなつてオランダのファンはがつかりしたらうけど、最後まで殘つてくれて有難う」とコメント。元チャンピオン樣と違つてよく出來た子ぢや。スペインのファンも居たらうにね。
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