大和但馬屋日記

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女子自轉車アニメ

女の子が自轉車に乘つてキャッキャウフフするアニメが二期續いてゐるけれども、「南鎌倉高校」はその名の通り高校が舞臺なので自轉車そのものの値段や旅行にかかるコストの問題がリアルにのしかかる。同じ高校ものでも競技に特化した「弱虫ペダル」は部活の備品といふことでその問題を物語から棚上げできるが、部活動の承認を得るところから話を始めた「南鎌倉高校」ではその手が使へない。結局のところ、「皆お金持ちやなあ」と思つてしまふのはこちらが貧乏根性なだけか。
前期の「ろんぐらいだあす!」については「何故女子大生なんだ」と文句を言つてゐた友人もゐたが、アルバイトと自轉車であちこち走り囘る暇を無理なく登場人物に與へる爲と考へれば當然の配慮なのだらう。今時、バイトして旅行して筋肉痛で講義をサボれる程大學生も呑氣では居られないと思ふけど、そこはやはり作者がをつさんであるが故のファンタジーなんだらうな。
をつさんのファンタジーといへば、どちらも神奈川が舞臺で自轉車店の店主が動物コスプレをする變なキャラ造形で語尾に「パカ」を付けるアルパカつぽい人が出るといふのは何なのか、神奈川縣にはさういふプロトコルがあるのか? わりと見てて辛いポイントです。