大和但馬屋日記

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べルギーGP決勝。パワーユニット周りのパーツ交換ペナルティでハミルトンは五十五番降格、アロンソも三十五番降格といふ冗談の様な仕打を受けてゐるが、これはシーズン中の規定のアップデート臺數を上回つたので「どうせなら」と複數基のパワーユニットをどんどん積み換へて、その分のペナルティを一度に受けることでシーズン後半に使へるパワーユニットの臺數を事實上増やしたといふこと。一戰捨てるだけで二基も三基も使へるユニットの數を増やせるのだから、コストダウンの爲の臺數規制なんてこの時點で形骸化した様なものなんだけど、いいのかこんなの許して。
レースは一周目でアクシデント、多數のマシンにダメージがあつてバーチャルセーフティカーとなつた。まあかういふことの起るコースよね、スパは。それはさうなんだけど、何だらう、連中の走り方が凄くゲーム的に見える。これでフェラーリ勢がほぼ戰列を離れた。
七周目、マグヌッセンがオールージュからラディオンを駆上つたところで擧動を亂して激しくクラッシュして今度は本物のセーフティカーが出たが、ラディオンのタイヤバリアの修復に時間が掛りすぎるため赤旗でレース中斷となつた。順位はロスベルク、リキアルド、ヒュルケンベルク、アロンソ、ハミルトン、マッサ。夏休み明けのスパに賭けてペナルティ前提の大幅アップデートをかけたアロンソとハミルトンは大正解と言へさうだ。
十一周目、レース再開。フェルスタッペンとライコネンがやたらやりあつてる。マックスはキミにスペースを殘さない走り方をしすぎるなあ。一周目のアクシデントもそれが原因だし。ライコネンはカンカンに怒つてゐる。をつさんと子供の喧嘩である。
ハミルトンは三番手にまで上つた。終盤のタイヤ戦略次第では二位も狙へるペースで走つてゐたが、そこは少し疑問の殘るタイヤ選択をされてしまつた。まあそんなんでも獲れるポイントは獲れるだけ獲つてしまつたのだから強い。