大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

69.0kg 19.0%

週末に備へてタイヤを交換しようと、まづはバルブの毀れた前輪からソーヨータイヤのチューブに換へた。空気を入れたら割れた。まあこのくらゐは予想の範囲と思つて二本目をセットした。また割れた。泣きさうな顔になりながら電車に乗つてワイズに行き、同じチューブをもう二本買つてきた。慎重に慎重を重ねて三本目。割れた。…これ、無理ゲーぢやね? 付属のパウダーも擦り込んだし、タイヤを填めるのにレバーなんか勿論使はないし、チューブを噛まない様に散々注意してるのに、どうしても噛んでしまふ。両手の親指の皮がズルッと行つてしまつて水膨れになり物も持てない。浮いた皮をテーピングで押へて深呼吸して、四本分のパウダーをタイヤの内側にもこれでもかと塗して四本目をセット。チューブを予めリム側に置いておかなくてはいけない。ブチルの時の癖でタイヤ側に置いて一緒にリムを乗越えようとするから噛むのだ。
途方もない時間をかけて、タイヤがリムに填まつた。空気を入れる。少しづつ入れては様子を見る。七気圧辺りで「パン」と鳴るのがお約束である。祈りながらポンプを押してK点を越える。何も起きない。そのまま九気圧まで空気を入れて、無事であることを確認し、胸を撫で下した。チューブ四本目、実に一万円かけてやうやく前輪のみを交換した。
もう換へのチューブは手持ちも在庫もなく、それ以前に気力もない。後輪はくたびれたままだがそのまま措くしかない。高価くついたが自業自得。もう次からは失敗しないだらう。