大和但馬屋日記

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何もしない日と決めて自転車も「スプラトゥーン」も自粛した。大半は寝て過したが、起きてゐる間は「がっこうぐらし」を頭から見返してどれだけ伏線が張られてゐるのかを確認したり「初音ミク Project mirai でらっくす」を進めたりした。ゲームやつてんぢやん。いや、「プロミラ」は別腹。ミクさんとリバーシ勝負してこてんぱんに敗けるのも日課
がっこうぐらし」は面白いかどうか以前に、気を抜いて見られないので疲れる。すベてのカットとコンテに意味が込められてゐて、それは富野由悠季氏の「映像の原則」に極めて忠実に則って作られた様な王道の映像であるに関らずそれらが悉くミスリーディングの塊であるといふ点で、恐ろしく邪な映像作品となつてゐる。こんなしんどい映像はさうさうない。
好みを混ぜて評するなら、映像の原則を片ッ端から破つて意味ありげに無意味なカットを繋ぐことでのみシーンを構築する「某物語」シリーズとは対極に位置しながらも、どちらも同程度に邪道を行つてゐる事に気付いた様な気分。好き嫌ひで言へばどちらも嫌ひだが、とりあへず観ておかない訣にはいかなくて何とも厄介だ。