大和但馬屋日記

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74.6kg

休みの日くらゐは実走しようと外に出て、あまりの風の冷たさにすぐ引返した。何もこんな日に外に出なくたっていいぢやないか。
ポジションの話。下ポジションをとるにあたつて、どうしたいのか。本当なら立ち漕ぎがしたい感じで、それに近いポジションとなるとサドルを前に出すのがいいのか。出してみた。うむ。押し付けられた愚息が痛いな。これは堪らん。愚息の下腹が痛まない様にサドルを前傾させてみた。初めは前に傾けすぎてわけのわからんポーズになつたので、傾け具合を弱めに調節。これで無理なくペダルを回せる様になつた気がする。
しかし重心が変つたせゐか、直進安定性が極端に悪くなつた。上ポジションでもよくフラつく。今までのポジションが如何に楽で安定指向なのかがよく解つた。ツーリングにはその方がいいのだらうな。このポジションは「前向き」すぎる。余裕ない感じだ。まあ、馴れていくしかないか。
Xbox Liveの北米アカウント用ポイントカードが届いたので、日本では通常購入できない「Geometry Wars 3 -Dimentions-」を北米ストアでやつと購入。Xbox One本体が日本で発売になつてしばらくしてから、それまでは緩かつたストアの国別制限が厳しくなつて、クレジットカードも通らなくなつてしまつた。こんなに不便になるくらゐなら日本でなんか発売しなければ良かつたのに。どうせ誰も買つてないのだし、何より「ジオメトリ3」も配信されてないのだし。

で、待望の「ジオメトリ3」。まあ、「ジオメトリーウォーズ」の続編を以て任じるくらゐだから面白いしよく出来てる。悪くはない。ただ、十五ドル取れるパッケージとしてよく出来てるといふのは「ジオメトリ」らしさとしてどうなんだらう、なんてことを思つてしまふんだよな。
レーシングゲームのガレージに置かれたミニゲームとしての初代があつて、それを次世代機にもつてきてやはりレーシングゲームのおまけに付けた「EVOLVED」があつて、次のレーシングゲームのおまけとして「WAVES」といふものすごく尖つたアレンジがあつて、ここまでの「おまけ」なればこそ研ぎ澄まされたエッセンスの集大成として「2」があつた。ここまではビザーレ社の卓越したセンスといふべきものが生きてゐたと思ふ。
そのビザーレが残念ながら解散して、別の会社が作つたのがこの「3」だ。作つたスタッフが同じなのかどうかは知らない。それがどうであれ、今までの「ジオメトリ」がやらなかつたこと、敢へて採用しなかつたことをやつぱり採用しちゃふんだなあと思つて、ちよつとモヤモヤしてる。決してつまらなくはないんだけど、それをやつたらただのよくある全方位シューティングぢやん? 今まで削ぎ落してきた部分に飾りをつけて、全体的に要素を盛つて、サービス満点にして普通にお金のとれるパッケージになりました、て感じ。当り前すぎる。ああやつぱりビザーレはなくなつたんだなあと改めてしみじみしてしまつた。なんといふか、「グラディウス」「沙羅曼蛇」「グラディウスII」を見た後に「グラディウスIII」を見てしまつた時の「さうぢやねえだろ」といふのに近い感覚を味はつてゐる。
この感覚がただの思ひ過しでないか確かめるためにXbox360で旧作を触つてみた。さう、これこれこの感じ。なんとシャープな手触りだらう。
やつぱりね、違ふんですよ。