大和但馬屋日記

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AT-Xで「promo-X」地獄。「promo-X」とは声優またはアニメ関連の楽曲をPV付きで四曲流し、合間にレギュラーのナビゲーター役の豊崎愛生さんが軽妙なトークを挟むといふ体裁の穴埋め番組で、その性質上地上波の改変期の狭間で流す物が何もない時期には必然的に数多く放送される。殊この時期の様に改変期と正月特番で地上波との足並みが揃はなくなると、もの凄い勢ひで豊崎さんのお顔を拝むことになる。それ自体は仕方ないのだが、問題は大体一クール毎に二本分くらゐしか新規制作されないので、同じ内容の番組を延々繰返し放映されてしまつてゐるのだ。

今週一週間分の、午後から夕方の番組表。他の時間帯でも大体同じ調子で、「promo-X」が枠を埋めてゐる。そして、これでもまだマシな方なのだ。先週の凄さといつたらもうね。この画像にある「新」の枠がすべて「promo-X」だつたと思ひねえ。これらが全てたつた二本分の同じ内容を流してゐるのだから恐ろしい。AT-XのATは豊崎愛生のイニシャルだ。つまりAT-Xとはアニメ専門チャンネルではなく豊崎愛生専門チャンネルだつたのだ! ΩΩΩ<ナ、ナンダッテー
今クールの分が放送話数で言へば第九十八回と第九十九回なのだから、適当に過去の回も混ぜて流してくれれば多少は気も紛れるのだが、そもそもが音楽PVを流す宣伝番組なので権利とかの都合で古いのを放送するのは無理なのだらう。
あいなまさんのことは嫌ひぢやないつていふか、「けいおん!」を観たことがないのでむしろこの「promo-X」で存在を知つたくらゐだし、概ね好もしい感じで観てはゐるのだけれど、安くない月額料金が掛るチャンネルなのだからもう少し配分を考へて、何かの作品の傑作選なり特番枠のアニメなりを流すなどの工夫もしてもらひたいですな。
あまりかういふ価値観を良しとしたくはないのだけど、「promo-X」の枠占有率に合せて視聴料を減額してくれませんかといふ気持ちすら首を擡げてくる。せめて毎年一月分だけでもいいからさ。てか今年が酷すぎるだけの様な気もするけれど。趣味ごとでこんな沁み垂れたこと言ひたくないんだよ。いや他のチャンネルも観ろよとかTVばつかり観てんなとかさういふ話ぢやなくて…さういふ話か。