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Wii UのカラオケはJOYSOUNDのサービスがベースになつてゐる。Xbox OneにDAMのカラオケが来てゐたので、マイクを買つて験してみた。
選べる曲はDAMの方が多いといふ評判だが、まあジャンルやアーティストにもよるかな。俺が主に歌ふオフコースの曲について言へばDAMはJOYの半分程度しかなく、その九割が小田和正の曲に偏つてゐて鈴木康博の曲は六曲しかない。オフコースの曲の半分は鈴木曲なのに。
JOYはもう少し頑張ればアルバム曲やB面曲も全部カバー出来さうなくらゐに揃つてゐるので、ここは自分としてはJOYに軍配。同系統の俺が歌へるアーティストは大体さういふ傾向かな。「アイマス」曲の様なゲーム曲だとカラオケボックスのJOYにはあるのに大人の都合でWiiUでは配信されないけれどXboxのDAMには普通にある、なんてこともあるので、まあジャンルによるな。ボカロ曲もたぶんDAMが強い。
伴奏のクオリティもDAMの方が上、と言はれる。まあ、JOYの方が安っぽいDTMサウンドなのは間違ひない。とはいへDAMも処々で「そこはさうぢやねえ」といふ部分はある。あとJOYには一部の曲にガイドボーカルがあつて、練習には役に立つ。
採点機能はDAMの方が面白い。細かい評価だとか、平均との比較とか、ゲームとしてちやんと練られてゐる。JOYの採点機能は投げつ放しな感じが強い。
選曲の操作性については、JOYといふかWii Uが圧倒的すぎて比較にもならない。Wii Uゲームパッドはカラオケの選曲のために設計されたのではないかと思ふくらゐに良く最適化されてゐる。Xbox Oneの方もスマートグラスに対応してゐるのでスマホやタブレットPCで選曲できるのは大変良いが、ただ曲を選べる以上の機能はないのでゲームコントローラーとタブレットの両方を使はなくてはならず、少し面倒だ。そもそも併用したところで快適さにおいてWiiUの足許にも及んでゐない。料金体系もJOYの方が得。
色々比べて、継続的に課金したいのはWii UのJOYの方かなあと思つた。DAMは気が向いた時にスポットで使ふ感じかな、今は取敢ずマイクに付いてきた三十日間のパスがあるけれど。