大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

一番手を着けたくない部分に着手。今日は横になつて眠れない。物理的に。どうせ寝られないなら観てたアニメの感想など。

ゴールデンタイム
竹宮ゆゆこ作品だが原作未読。アニメで観ると、ちよつとしんどいなあ。かういふ主人公の心情描写ものはやはり文章で読んでナンボなのだらう。楽しくバカップルやつてるところなんかは脳内でゆゆこ文体に訳しながら観てた。茅野愛衣が居なければ脱落してたな。
未確認で進行形
友人達程熱心な荒井チェリーファンではないけれど、安心安定のクオリティ。四コマ原作ものにありがちなネタのブツ切りを並ベた感が全くなくて良かつた。最終回が少しドラマ盛り過ぎな感もあつたが、大事なところの台詞は原作通りだつたのだな。絶妙なバランス感覚。これ見る時はTVをプロジェクターに切換へるくらゐ真面目に観てた。他にこんなことするのはF1くらゐだよ。
ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル
梅津泰臣氏がメインで関はる作品て、どうしていつも何かが足りない感じになってしまふのだらう。色々やらうとして息切れしてるのかな。地元民的にOPのアクションだけ見られればいいや、といふ感想に落着いてしまふ。たぶん、「オッサンの描く女の子の主人公像」の限界が早々に見えちやつてんだな。
スペース☆ダンディ
友人知人概ねお気に入りの様だが今ひとつ乗り切れなかつた。たぶん俺が勝手にハードル上げてるだけだと思ふが、同じ監督で言へば「カウボーイビバップ」の冷蔵庫の話は面白くてもあればつかりのシリーズを作られてもなあと思つた。投げつ放しのスラップスティックSFとしての「狙ひ」がわざとらしく見えすぎてて一歩引いて見てしまふんだな。話のタネになるアイデアはいいのに、主人公サイドの思考や行動パターンに膨らみがないから面白い方向に展開しない。つまりキャラがつまんないんだ。
ウィッチクラフトワークス
茅野愛衣さへ出てゐなければ観なくて済んだのに。出ててもあまり嬉しい役処でもなかつたな。
とある飛空士への恋歌
原作小説で読めば面白かつたのかもしれないな。方向性としてはNHKの「アリソンとリリア」と似た感想。「アリソン〜」の方はNHKアニメらしく折目正しい話の起伏があつたから絵的に厳しくともまだ観られたけどこちらは、んー。飛行機モノとして見た場合、明らかに流体力学と異る原理で浮いてるモノが普通にある世界で中途半端に羽根モノ飛ばされてもなあ、と思つた。学園的な軍隊モノとして見ると、「ガンパレード〜」よりは好きになれたけど大体似た感じ。
Wake Up,Girls!
最初ちよつとしんどくて離れ気味だつたが(大人に魅力が なさすぎ)、最後まで観れば悪くなかつた。まあアレよ、「アイマス」が「ゼノグラシア」の時期にアニメ化されてゐたらこんな感じの作品になつたのだらうな、と思ふ様なセオリー通りの話。
で、最終回でやつと気付いたのが、その魅力のない女社長を演じたのが日高のり子だつたといふ事実。すげえ、名演だ。業界歴だけは長い小人物で絶対この人の下には付きたくねえとしか思へない役柄を完璧に演じてゐる。丁度AT-Xでは「飛べ! イサミ」がクライマックスで、「日高のり子の少年声は絶品やなー」と常々思つてゐたところに、してやられたわい。
ガンダムビルドファイターズ
キッズ向けアニメとしてガンダムを持つてくるのは反則な気もしてたが、そこで妥協せずにいいものを作り切つたねえ。バトル物の常として多くのキャラが登場しながら、ガンダムネタとうまく絡めて個性を出してくれたのは楽しかつた。CGを使はずバトルを描き切つたアニメーターさん達もノリノリだつた様だし、皆が幸せになるアニメだつたよね。

タイトル挙げて何か書きたくなるのはこの辺くらゐだな。緩く楽しんでるのは「ドリランド」「ダイヤのA」「スプーンおばさん」「飛べ! イサミ」「よろしくメカドック」「たまごっち」あたり。古いのはAT-Xでやつてるから。「弱虫ペダル」は流れてるから観てるけど話の構成とかキャラ作りが酷くて辛い。スプリンターが数百メートル走るのに後ろ向いて演説すんなや。
スポーツモノにおける主観的な時間の引延ばしは一つの様式ではあるけれども、それはあくまで演出上の効果であつて、心の声の応酬といふ見せ方すら放棄して全力疾走中の自転車上でべラべラべラベラ会話するなんてね。しかもその内容がスプリンターの心得だつたり肺活量だつたりね。これは酷いなんてもんぢやない。
放映が始まつた中では「ノーゲーム・ノーライフ」が面白ければいいな。OP曲がめがてん氏だつた。