大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

yms-zun2013-09-13

出勤中、五反田から戸越へ登る坂を上り切つたところで後輪に違和感が生じた。等間隔の微振動。確認してみると、タイヤのトレッドが破れてチューブが剥き出しになつてゐる。ああ、これはバーストするなあ、それまでに新横浜に着けるかなあ、着く訣ないなあと思ひながらスピードを殺して走つてゐたら、五分で「パシュー」と鳴つた。たまたま横の歩道を歩いてゐた老人が目を丸くして「簡単にパンクしたねえ」。
「タイヤが前からダメになつてましてね」と答へつつ、さてどうしよう。場所は中延駅のすぐ近く、区営の駐輪場があつたので、ともかくもそこに自転車を置いて、大井町線から東横線経由で出勤した。これで定時に間に合つたのだから我ながら大したものだ。
よく考へれば結構前から予兆はあつた。時々走行中に後輪がブレる様な感覚があつて、数ミリのブリスターの様なものが出来たのを見てはゐたのだ。まあ夏だし、路面の状況によつてはさういふものも出来るかなあと看過してしまつてたのだが、この時に内側でカーカスが千切れてゐたのだな。その後も乗り続けて、カーカスの破れが大きくなり、遂にトレッドにまで穴が開いた、と。
半年前にクローザーに換へて、何キロ走つたかな。一回通勤すると往復六十キロメートル。まあ、千キロくらゐは走つてゐるだらうか。クローザーの寿命はその辺り、といふ事なのかな。通勤用の寿命としてはちと短かすぎる気もするが、重いタイヤを履いても詰らないし、さういふものとして我慢するか。