大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

自転車。身体から滲み出る汗と身を切る風にどう折合ひをつけたものか、難しい季節になつてきた。十キロメートル未満なら普通の温い恰好で良いところだが、三十キロともなるとどうしても汗が勝つ。冷たい。結局下着は夏と同様全取つ換へなのだつた。
帰り。鶴見川を下つてゐるとリアディレーラーのワイヤーが緩んで抜けてしまつた。ワイヤーを引張る工具を持合せてゐなかつたために、残り二十キロ超をフロントのみの実質三段変速で帰る破目に。リアは緩んでゐるので当然トップに固定だ。フロントをトップにして馬込坂を上る遊びをしてみたり。無理。多段ギアの段数といふのは常に同じ負荷で回せる最適域を維持するためにあるので(コンディションによつては二十七段でも少なく、CVTが欲しくなる)、三段しかない状態といふのは決して走れない訣ではないが、あまり楽しくはない。シングルギアの自転車にも面白さはあらうが、長距離通勤にや勘弁な。
草臥れた。