大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

トルコGP決勝

yms-zun2011-05-08

グロックピットスタート
スタートは偶数列が大損こいた。ロズベルグがウェバーの前に出て、ハミルトンはバトンの後ろに。ペレスがフロントウイングを脱落させてピットへ。
ハミルトンはバトンに対して猛烈なアタックを繰返す。トルコのハミルトンはまさに水を得た魚。よほど強力なチームオーダーでもない限り、バトンが前のままといふことはなからう。七周目、順位逆転。しかし八周目に再逆転。DRSの使へない区間で、バトンやるなあ。
グロックは出走できずリタイア。
ハミルトンはタイヤが終つてるんだな。九周目、マッサに抜かれた後に二台同時にピットイン。かういふ時に強いマクラーレンピット、フェラーリより一秒も早い作業でハミルトンをリリースしてマッサの前に出た。
ピットストップの綾ではあるが最後尾スタートの小林が五番手に。数少ないプライム(硬め)タイヤのスタートで、序盤に順位を稼ぐ作戦だらうか。周囲より二秒遅いタイムだとどうだらう。十五周目にピットインして十二番手に。半分抜いた。あとはオプションタイヤの新品を使い倒して何台抜けるか。早速メルセデスの遅い方の人をパス。
メルセデスの速い方のニコがマッサにアタックされている。メルセデスはとにかくタイヤに厳しいマシンの様だが、直線の速さでフェラーリを寄り切らせない。ていふか、ニコはこんなにバトル上手かつたつけ。結局タイヤが保たずにマッサとバトンに抜かれたが、立回りは見事なものだつた。遅い方の人とは大違ひ。小林はオーバーテイクショーを見せつつショートスプリント。イイヨイイヨー。
三十周目、アロンソがウェバーを抜いて二番手へ。綺麗に抜いたなー。流石、上手いよね。
ハミルトン、ピット作業に手間取る。インパクトレンチが不調の様で、勿体ない。
それにしても今回、上位が皆「ライバルの動向でピットのタイミングを決める」といふ消極的な作戦ばかりだな。前回のベッテルの敗北が全体に影響してしまつた様だ。上位はほぼ四回ストップ、小林は三回にして十番手に上つてきた。残り九周、タイヤが保つかどうか。
残り八周、ウェバーがアロンソを抜いた。直近のペースはレッドブルの方が速いが、アロンソもまだ余力は残してゐる様子。まだわからない。しかしその後も差は開く一方。前戦同様、終盤のウェバーの追上げは素晴しいな。往年のプロスト型か。セナ型のベッテルを喰へないところが限界だが。といふか体力の有余つてるセナなんて想像したくもないが、それがベッテルだ。チームに「ラストラップだからペース落せ」と窘められてるよ。
ベッテルとウェバーのレッドブル1-2フィニッシュ、全然カメラに映らないセバスチャンは絶叫で存在をアピールしてるのかな。本当に速かつた。
小林は十位入賞、マッサのピットでのトラブルがあつてのポイントではあるが、それをモノにした走りは立派。十三台抜いたのだから文句なしだ。
メルセデスはレースペースに厳しいといふが、ニコはハミルトンとバトンの間に割つて入つた。頑張つたよね。遅い方の人は、もうね、これしか言ふことがない。「バトルが下手糞すぎる」。新人ペイドライバーですか。