大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

yms-zun2010-08-16

リア充といふ訣でもなければその言葉や概念自体が好きでもないが、日記を書けるやうな暇も気力もなかつた盆休み中のことをメモ。

十一日
東京から18きっぷで帰阪。台風四号が日本海上を通過中。移動中は雨は降らなかつた。大阪についたら雲が面白かつたので写真に撮つてから翌日のダイアリーにアップした。前日から腰を痛めてゐて少し疲れた。
十二日
夜明け前から家族と車で岡山へ移動。道中大変な降雨。幸ひ交通規制はなかつた。朝、笠岡に着いてから海上タクシーで島へ。波が非常に高く、フリーフォール気分を存分に味はふ。これで定期便が欠航しなかつたのだから不思議だ。強風波浪警報は発令されてゐなかつた模様。午後に従姉の家族一行が合流。従姉の長男に振回される。
十三日
従姉の長男に振回されまくる。海釣りに海水浴。腰痛が深刻化する。どちらかといふと子供の相手は好きな性分だが、肉体的にダメージがあると堪らん。天気は快晴ではないものの、子供が遊ぶには問題なし。
十四日
朝から墓参り。昼前に家族と別れて従姉一家と定期便で笠岡に戻り、在来線で岡山まで。昼食をとり、新幹線に乗る従姉一家と別れる。自分は18きっぷで大阪まで戻つた。夕刻、大阪の友人と合流して友人宅へ。日が暮れてから車に乗つて東京へ向ふ。中央道ルートで、岐阜県内に入つてから運転を担当。一宮で事故渋滞があつた他は概ね順調。途中別のところでも事故があつた。
十五日
東京に入り、首都高に乗る直前まで運転。有明に着いて、駐車場に車を置いてから自分は帰宅。友人達はそのままコミケの搬入。昼過ぎまで寝て、再び有明へのそのそと。会場に着いたのは十四時半頃。友人知人のブースを訪問して終了。実質打上げ参加要員。夜半に帰宅。洗濯してから寝る。

で、今日。録つておいた「ザ・サード」を見ながら痛む腰を抱へてゴロゴロ。あまりさうもしてゐられないので出勤。途中秋ヨド低周波治療器の交換用パッドを購入。むー。

で、アニメ版「ザ・サード」がなかなか面白いと思つて楽しみに観てゐるのだが、アニメ界隈で話題になつたことはたぶん無いだらうな。初回の放映は時期的に「ハルヒ」一期と丸被りだしWOWOWだし、そもそも地味だしなあ。

ドラマでは「テレビ小説」というジャンルがあります。これは小説調に作者の心情をナレーションが読み上げたりするので、映像表現に命をかける映像屋にとっては、少々物足りないやり方と言えます。
この「テレビ小説」をアニメの世界に持ち込んだのが「涼宮ハルヒの憂鬱」で、ともかくダイアローグが、延々画像にかぶるスタイルを確立したのではないかと思います。

私の優しくない先輩: オタク商品研究所plus

この記事を読んで、「ハルヒ」と同時期に放映した「ザ・サード」を忘れないでね、と思つた。所謂NHKの朝ドラと同じ意味での「テレビ小説」の手法としては「ザ・サード」がそれを誠実に行つてゐて、アニメとしてきちんと成功してゐるのではないかと思はれるのではないかといふ気がしないでもないのだが、何分「ハルヒ」の本編をきちんとした形で観たことがないので分らない。まあ、ともかくダイアローグが、延々画像にかぶるスタイルが「ハルヒ」を嚆矢とするものであることには異論はない。引用部の前段についてのみ、「ザ・サード」にもその要素が色濃く採用されてゐるといふことは指摘しておきたい。
ともかくも、丁寧に話が作られてゐて観てゐるだけで心地良いといふ作品は貴重だ。全く刺激的ではないし、ある意味時代錯誤な作りではあるけれども。「地球降下後からオデッサ作戦までのTV版ガンダム」と似た雰囲気を楽しめるといへば、通じる人には通じるだらうか。