大和但馬屋日記

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やつて来なかつた次世代がやつと来た

yms-zun2010-08-10

一昨日にXBLA「ハイドロサンダーハリケーン」の完全版を購入してからずつと遊んでゐる。これ本当に楽しいわ。
随分昔、ニンテンドー64といふハードウェアがあつて、それで遊べる「ウェーブレース64」と「F-ZERO X」といふタイトルが大好きだつた。「ウェーブレース64」では「水面」をゲームフィールドとすることにより刻々と変化して二度と同じコンディションにならないコースデザインの妙を、「F-ZERO X」ではダイレクトな操作感でハイスピードレースを楽しむ快感を存分に味はふことができた。
そこそこ昔、ニンテンドー64に代るニンテンドーゲームキューブといふハードウェアがあつて、「ウェーブレース」にも「F-ZERO」にも続編となるゲームが発売された。「ウェーブレース ブルーストーム」と「F-ZERO GX」である。もちろんどちらも発売日に買つてきた。最初は前作信者補正で面白がりながら遊んでゐたのだけれど、結局どちらも三日と遊ばなかつたんだよね。なんだか、楽しみにしてたのと違つてて。
今「ハイドロサンダーハリケーン」に触れて、これほど楽しめるとは意外だつたな。「ウェーブレース」に「F-ZERO」を足して、出来ることやつていいことの取捨選択を上手いことして、往年のセガ体感ゲームみたいなノリのいいBGMを乗せて。なんともすごく気持ちいい。
日本では馴染みのないタイトルだつたけど、少し調べた範囲ではGCが発売されるより前、恐怖の大王が降りる筈だつた年に初代「Hydro Thunder」のアーケード版がリリースされてゐたらしい。なんだよ、こんな面白いゲームがあつたなんて、ズルいよな。こつちには「ブルーストーム」だの「GX」だのしか無かつたのにさ。
ゲーム内クレジットを蓄積して要素をアンロックして進める仕組自体は好きではないけど、最初のステージからゴールドメダルを目指して粘着プレイしてたら勝手にザクザクと解禁されるからほとんど気にする必要はない。
ショートカットや隠しギミックなどは、「リングチャレンジ」を難易度別に一通り遊んでいけば自然に覚えられる様になつてゐる。この親切設計ぶりには感心。シングルプレイで十分楽しめるし、オンラインマルチプレイも面白い。
スヌーピー」と「ハイドロサンダー」で、久しぶりにカジュアル系の乗物ゲームに満足できさうだ。