大和但馬屋日記

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yms-zun2010-02-14

うーん、さうだな、やはり最初の直観を信じよう。「同盟関係は政治・外交上の美辞麗句で維持されるものではなく、ましてや『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものではない」この文に何かをかしいところはあるだらうか。ごく当り前の事を言つてゐるにすぎない。これは、逆の言ひ方をすれば子供でも分る。
「同盟関係は政治・外交上の美辞麗句で維持される。特に『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものである。」
政府なり軍部なり、社長でも学校の先生でも親でも誰でもいい。こんなことを言ふ人が居たら、それを真顔で聞けるだらうか。当り前の「正しいこと」を言つて処分される状況があるとしたら、それは状況がをかしい。この程度の発言でクーデターがどうとか言ひ出すのも異常だ。
文脈を断ち切るのは良くないが、断ち切られた文のどこにも曇りがないのに、それが恰も「良くないこと」として報じられて皆がそれを受容れてゐる。をかしいでしょ?
防衛大臣が件の隊長を激しく非難する声明を出した。これ程分り易い保身もないものだ。政府の体面は保たれ、文民政府が軍部の暴走を未然に阻止した。日本は平和だ。良かつた。馬鹿にしてゐる? いや、起つた事実を書いただけだし。
この意見が馬鹿だ異常だ、子供染みてゐると思はれても構はないが、さういふ人は自分の子供に「裸の王様」の話などを努々読み聞かせないことだ。
「王様は裸だ」等と言つたら処罰されるに決つてゐるではないか。