大和但馬屋日記

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yms-zun2010-01-27

風呂の中で「ゼルダの伝説 大地の汽笛」を始める。風呂の時くらゐしかDSを起動するチャンスがないのだ。今回のゼルダ姫はなかなかいいキャラだな。まあ、「風のタクト」の直接の続編で、あのゼルダの子孫であるなら当然か。「時のオカリナ」におけるナビィの役割をゼルダ姫にやらせるのはなかなかに大胆。表情豊かで時々自分勝手で、キャラが立つてゐる。「ゼルダ」において主人公のリンクはどうしても状況に対する反応が薄い(主人公=プレイヤーであるため台詞がない)のだが、今回はそのへんをゼルダ姫を使つてうまく演出してゐると思つた。その代り、リンクがますます傍観者といふか、ただ状況に巻込まれてゐるだけの第三者然としすぎてしまつてゐるのが問題といへば問題だが、まあシナリオのどこかでゼルダとリンクが切り離されるイベントが起るのであらう。
ゲームとしては、タッチペンのみの操作がやりにくい。よく練つてあるとは思ふのだが、フィールド上で敵を斬らうとしたら不用意に歩いてしまひ、ダメージを喰つて死ぬといふことが頻発する。不必要に操作難易度が上つてゐて印象は良くない。
あと、謎解きに若干の疑念を覚える。汽車に乗つて左右の分岐を正しく選択しないと目的地に辿りつけないといふギミックがあり、選択のヒントらしきものは自分で見つけなければならないのだが、それと思しきものを頼つて進まうとすると最後の一手で失敗するのだ。何度もやり直して、最後だけヒントと逆の方に進むことで解決はしたが、どうも釈然としない。「騙し」が入つてゐるといふ情報すら与へないのは少なくともファミコン時代以外の「ゼルダ」なら有得ないことで、ましてDS用でさういふことをするだらうか。もちろん、重要な何かをワシが見落してゐる可能性は少なくないし、「DS用ゼルダ」といふことで勝手に想定難易度を低く見積りすぎてゐるのかもしれない。ただ、なんだかどうも釈然としないのだ。先に進めば理解も深まるのかもしれんけど。
ともあれ、ゼルダ姫が可愛いのでしばらくは飽きずに遊べさうだ。