大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

Forza3日記

一週間かけて、その間全く走りもせずにペイント完成。基本的に「2」で作つたものの復刻で、新しい要素は何もない。「2」と「3」を並べてみようか。

並べてみると「2」がTV版で「3」が劇場版といふ感じがするな。しないか。

「2」と「3」では車体に貼つた後に生成されるテクスチャの解像度が倍になつてゐるから、「2」と同じ表現だと「3」では粗が目立つ。企業ロゴなどのカッチリしたデザインを行ふ場合には「3」の解像度がすごく有難いけれども、イラスト風の表現では「誤魔化し」が効きにくくなつた。
メインの蛇の頭で比較するなら、「2」では480レイヤー程だつたのが「3」では630レイヤー程にもなつてしまつた。作業途中のバイナルを見比べれば、「2」は切り絵で「3」はブラシアートといふ感じだ。
まあ、この差はツールのスペックの違ひの所為でもあるけれど、ワシ自身の意識の違ひも大きいかもしれない。「沙羅曼蛇」バイパーは「Forza2」のペイントカー全体の中では極初期の作品なんだよな。自分の中での「できること」の要求レベルがあの頃とは全然違ふ。
で、「3」のバイナル作成モードでぺたぺたとビニール貼つて、それをいざ車に貼つてみると、「あれれー?」と首を捻つてしまつた。なんかイメージと違ふ。全体的にケバい。彩度が高すぎる。ベネトンカーの時は「綺麗に色が出るなあ」と無邪気に喜んでゐたんだけどね。
「2」で限定的に使へた色集合が今一つ冴えない配色だつたのかもしれないが、同じつもりで色を指定しても仕上りが全然違ふ。今更どうしやうもなくて、上から全体に黒のグラデーションを被せて色味を落として対処した。
ロゴの方は新ツールの面目躍如で、「2」よりも手早く綺麗に作れた。前回はやらなかつたグラデーションの表現を入れつつ、レイヤー数を三分の二以下に抑へることに成功。これで大蛇のレイヤー超過をカバーできた。
全体の配置は「2」の時点で完成してしまつて、逆にイメージに縛られすぎて困つた。ああでもないかうでもないと散々悩んで、結局「2」の纏まりの良さを超えられなかつた感じ。発色の良さがここでも痛手に。特に「2」の炎のパターンは今の自分には真似ができない。どういふことだ。
ともかくも完成したので、同じバイパーでも別車種のACRにも移植した。これでAクラスとSクラスの愛車は安泰だ。

ファミコン版も作るべきかな、やつぱり。