大和但馬屋日記

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つひにダンが吠えた

マイクロソフト社内のゲーム制作スタジオTurn 10のダン・グリーンウォルト氏が吠えた。「グランツーリスモ」をはじめとするすべてのレースゲームに対する「Forza3」の勝利宣言、そして山内氏を「裸の王様」とまで。あーあ。
やつぱり、前に山内氏が「『Forza』は多機能で安物の腕時計、『GT』はシンプルな高級腕時計」などと放言したことを忘れてなかつたんだね。で、その時には敢て反論せず沈黙を守つた。そして先日のE3での発表で白黒つけてやる、そつちは最新の「高級腕時計」を真正面からぶつけてこいと思つてたんだらう。
そして迎へたE3、山内氏は登壇するも「GT PSP」を紹介しただけ。後から本人の居ないステージで、「GT5」の短い「コンセプトムービー」が流された。いつリリースされるかも明示されずに、それが「GT3の」だらうが「4の」だらうが「10の」だらうが同じ内容で使ひ回せさうなただのムービーが。
ダンは折角三画面マルチスクリーンのムービングシート筐体まで用意してE3に「Forza3」のプレイアブル版を持つてきたのに、がつかりしただらうね。逃げられたと思つただらうね。相手がどんなに凄いのか、楽しみにしてたんだらうね。なんだか、エンツォ・フェラーリの「私は母を殺してしまつた」といふ言葉を思ひ出した。
ただ、ちよつと今回の発言は勇み足だなと思はないでもない。相手のことはともかくとして、「Forza3」もまだリリースには至つてゐないからだ。かういふことはせめて発売されてから言つて欲しかつた。今のワシらには、ダンのコメントについて同意も反論もできないんだ、残念ながら。もちろん「Forza3」が期待通り、いやすでに「2」からの期待は遙かに上回つてるんだけど、それが本当に実現できてゐるかを確かめることはできてないんだから。