大和但馬屋日記

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yms-zun2009-03-10

「魚は切身で泳いでるのだと思つた」とは三十年以上前からある「現代の無知な若者」を嘲笑する為のネタの一つだが、ワシとてホッケがどんな魚かなんて知らない。ワシにとつてホッケとは開きの干物でしかなく、一本のまともな魚としては勿論、どんな頭がついてゐるのかすら見たことがない気がする。頭付きの干物なんかあつただらうか。仮にあつても、記憶に残つてはゐない。瀬戸の海を泳いでゐない魚など居ないも同然だ。東京に来るまでホッケなる魚の存在すら知らなかつたくらゐだ。ググれば一発で本来の姿も解らうが、別にそんなことをする気もない。なんてことをホッケの身をつつきながら考へた。旨いよなホッケ。