大和但馬屋日記

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その名が指示すもの

前にこれについて書いたな。[id:yms-zun:20040413#1081852815]これか。
クラスとIDについて、意味を履違へたりするのは我々が日本人だからかな。概念的に理解するには、「class=クラス、学級」「ID=生徒個人」と考へればいいと思ふんだ。三年B組の加藤優君の場合、「3-B」がclass指定される部分で「加藤優(または生徒番号)」がID指定される部分。これ、英語だと意味通りすぎて履違へ様がないよね?
日本語でも学級は「クラス」だけど、それが他の、例へばプログラム言語における「class」と同じ語であるとまで考へないでせう。日本語における外来語は、元が同じ語でも別の属性を帯びてしまふから。
ていふかクラスの訳語として「学級」といひ、それは「等級」のクラスと同じだけど、「級」自体「日本語」ではないから意味が内実としては通じてゐるのに概念として理解され難い(さういふ風に誰も教へないし考へない)んだよな。
3-Bの加藤君の場合、CSSで見た目を指定する場合は「桜中学の生徒はかういふ制服で」「三年生はかういふ色の上履きとか学年章を着けて」「B組は名札にさう書いとけ」みたいを指定を大きなところから指定する訣だ。で、特に名指しで一生徒を呼び出すためにIDが必要になる。「加藤は腐つた蜜柑なんかぢやない」といふ話をする為に。
上の質問の場合、「.menu」は「menu組の生徒」、「#menu」は「その文書の中に居るmenu君本人」を示してゐて、そこにmenu組のmenu君しか居ないからたまたま誰も困つてないといふだけの話。
この喩へで尚、「クラスとIDの違ひが分りません」といふ人は後で荒谷二中に来なさい。