大和但馬屋日記

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yms-zun2008-10-30

バンジョーとカズーイの大冒険:ガレーシ大作戦」体験版。「バンジョー&カズーイ」といへばNintendo64のイメージなだけに360で動いてゐるのを見るのは不思議な感覚だ。遊んでみた感想は、噎返るほどの「バンカズ」臭が相変らずで、流石だと思つた。64版第一作は当時職場で動いてゐるのを見ただけだつたが、その時から「これは無理。濃密すぎる」と思つてゐた。それは絵柄や色遣ひのバタ臭さのことを指してゐるのではない。一見「スーパーマリオ64」の類似ジャンルでありながら、空間に配置されたアイテム量やフィーチャーの総量の圧倒的な多さから受ける「さあ遊べ」といふ圧力に気圧されたが故の感想である。任天堂なら巧く序盤の道筋を整理するところを、さすがは西洋人、初手からボリュームで攻めてくる。今作でもその方法論は健在で、「街中の人と話して情報を集めろ」つて、どんだけ住人が動き回つてんねん! とツッコミ入れるしかない有様。今回はレースゲーム風のミニゲームを山程こなさなくてはならない様で、それに用ゐる乗物をパーツから組上げなければならない。これがまた実に沢山の種類の乗物を作れるらしく、その為のパーツを集めまくる必要があつて、その為にマップの隅々に配置された音符*1を全部取らなくてはならなくて、そのマップが嬉しいことに立体的に凝つた造りで、云々。思ひ出すだけで胸灼けがするほど濃密だ。これでこそ今世代機向けの正しい「バンジョー&カズーイ」の姿だと思ふ。64版が好きだつたといふ人には是非オススメしたい。レアの仕事に抜りはない。ワシは、それ故にパスするけれども。


fotolifeに動画アップロード機能がついたので、験しにひとつ上げてみた。前に作つたバンブラ版イノコイ。画質音質ともにかなり残念なことになるが、まあそのへんはYouTube相当といふことだらう。一箇月の転送量制限に一発で引掛るのでさうさう無茶なアップもできまい。はてな記法で動画サイズ指定すると、その指定文字列がレンダリングされるのはHQバグだな。

*1:スーパーマリオ」のコインに相当する