大和但馬屋日記

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引続きドハマリ中

キャリア・プロフェッショナルR4クラス。第三戦は鬼門のセブリング、しかしこのバイパーなら余裕だぜと思つて臨んだらこれが全然駄目。走りに苦労はないのだが、さうして走つてもAIに追付けない。このコースは走り易いセッティングに甘んじてゐては勝てないのだ。
結局一からセッティングし直し。とにかくターンインでクルッと回つて立上りはガツンと踏める様に。つまりバネは前を柔かく、スタビは後ろを柔かく。動きはそれでいいとして、もう一つの課題は制動距離。この一年でワシ自身の足に変な癖が付いて、ブレーキをちやんと踏めなくなつてる。これを改善しなくては。
ペダルの裏に噛ませたスポンジをほんの少し削り、マシンのチューニング項目のブレーキの踏圧を強めがちにしてゐたのも元に戻して、その分足の踏込みを意識的に強める努力をしてみた。すると、ほんの僅かではあるが制動距離が縮んだ気がする。その分奥まで突込める様になる訣ではなく、ターンイン時のコントロール性が上つたのが収獲だ。
しかしそのおかげで前輪をこじり過ぎて、前タイヤの入力が厳しすぎるマシンになつてしまつた。前にばかり熱が入りすぎて、レース終盤でフロントの喰ひ付きが明らかに低下してくる。これを均等にするためにブレーキバランスを後寄りに。
あと、トップスピードが伸びないのでエアロはほぼ完全に寝かせた。すると最終コーナーの出口付近でリアがブレイクする様になつてしまひ、リアウイングだけ少し立たせてこれを解消。
ここまで弄るのに二日掛りで、やうやく正解と呼べるセッティングに辿り付いた。レースに出て辛勝。最終ラップの最終コーナーで勝負を決するキツいレースだつた。