■ [GP][2007][spain]2007年第4戦スペインGP決勝
- マッサ(フェラーリ)
- アロンソ(マクラーレン)
- ライコネン(フェラーリ)
- ハミルトン(マクラーレン)
- クビサ(BMW)
- トゥルーリ(トヨタ)
- ハイドフェルド(BMW)
- コバライネン(ルノー)
- クルサード(レッドブル)
- フィジケラ(ルノー)
- ロズベルグ(ウィリアムズ)
- バリチェッロ(ホンダ)
- 佐藤(スーパーアグリ)
- バトン(ホンダ)
- デビッドソン(スーパーアグリ)
- リウッツィ(トロロッソ)
- ラルフ(トヨタ)
- ブルツ(ウィリアムズ)
- ウェバー(レッドブル)
- スーティル(スパイカー)
- アルバース(スパイカー)
- スピード(トロロッソ)
今宮氏の報告ではスピード以外すべてソフトタイヤを選択。今回は捨てタイヤを最後のスティントに残すという戦略もあまり意味がないとのことなので、ピットストップにも注意したい。
トゥルーリがグリッドで手を振ってイエローフラッグ、エクストラフォーメーションラップとなりレースは一周減算される。トゥルーリはピットへ。ピット無線によると燃圧が低下しているとのこと。
スタートでマッサの後ろにアロンソがピタッとくっつき、一コーナーでアウトから被せにかかる。しかしマッサも怯むことなくラインをキープ、結果アロンソはグラベルに落ちて順位を落す。ライコネンの後ろ、四番手に留まれたのは運が良かったか。後方では佐藤がフィジケラを抜こうとしてラインを外し失速、これにつきあわされたラルフにブルツが追突というアクシデントが。ブルツはフロントウイングを失いリタイア、ラルフも一旦ピットイン。
八周目、ウェバーがトラブルでピットイン、リタイア。駆動系らしい。九周目、スタート遅延の原因を作ったトゥルーリがピットに戻ってリタイア。十周目、ライコネンがスローダウン。十一周目、スピードの左リアタイヤがホームストレートで突然バースト。イベントありすぎ。
- マッサ(フェラーリ)
- ハミルトン(マクラーレン)
- アロンソ(マクラーレン)
- クビサ(BMW)
- ハイドフェルド(BMW)
- クルサード(レッドブル)
- コバライネン(ルノー)
- ロズベルグ(ウィリアムズ)
- バリチェッロ(ホンダ)
- バトン(ホンダ)
- フィジケラ(ルノー)
- 佐藤(スーパーアグリ)
- リウッツィ(トロロッソ)
- デビッドソン(スーパーアグリ)
- スーティル(スパイカー)
- アルバース(スパイカー)
- ラルフ(トヨタ)
十九周目にバリチェッロ、そしてトップのマッサがピットイン。いずれもソフトタイヤ。マッサの給油口にガソリンがこぼれて発火、火だるまになりながらフェラーリが発進。火はすぐに燃え尽きたが、少し肝が冷えた。アロンソも同じ周にピットイン、こちらはハードタイヤを選択。二十三周目、ハミルトンはソフトタイヤ。作戦が分れた!!
バトンはフィジケラと同時にピットイン、その後揃って入った三コーナーで両車が接触、バトンのフロントウイングが脱落してバトンは再度ピットイン。
二十五周目ハイドフェルドのタイヤ交換時、左フロントのインパクトレンチが抜けない内にマシンを発進させるアクシデントが。ホイールナットが転がり落ちて、トヨタのクルーがそれを拾って掲げて見せるもののハイドフェルドはそのまま走り去ってしまった。何やってんだ。ニックは左フロントが外れない様に左コーナーで大減速をしながら一周して再度ピットイン、ほぼ最後尾に。イベントありすぎだってば。
- マッサ(フェラーリ)
- ハミルトン(マクラーレン)
- アロンソ(マクラーレン)
- クビサ(BMW)
- クルサード(レッドブル)
- コバライネン(ルノー)
- ロズベルグ(ウィリアムズ)
- バリチェッロ(ホンダ)
- フィジケラ(ルノー)
- 佐藤(スーパーアグリ)
- デビッドソン(スーパーアグリ)
- ラルフ(トヨタ)
- スーティル(スパイカー)
- ハイドフェルド(BMW)
- アルバース(スパイカー)
- バトン(ホンダ)
三十四周目、アルバースに青旗無視でドライブスルー。ペナルティ。
全体のペースが二十四秒台に落着いている中でコバライネンが二秒も速いタイムを出している。三回ストップ作戦らしい。前を走るロズベルグに「コバライネンが速いから気をつけろ」と指示が飛ぶ。その後と自己ベストを出すあたり、ニコも可愛げがあるよな。「よしよし、さっき自己ベストだったからその調子で頑張れよ、次はウイング上げて新品タイヤもやるからな」とピットも煽て上げる。面白いなあ。
四十二周目、フィジケラそしてバリチェ ッロとマッサもピットイン。フィジケラは三回ストップに切換えたか。ピット無線でも「あと一回入れるから飛ばせよ」と指示が出た。
四十六周目、ラルフがピットに戻りリタイア。
四十七周目、佐藤とハミルトン、クビサがピットイン。一方、ハイドフェルドはピットでリタイア。佐藤が入賞圏内に入ってきた。ハイドフェルドは例のホイールナットの件でピットクルーと言い合っている。
四十九周目、アロンソがソフトに交換。ハードが合わなかったか。
- マッサ(フェラーリ)
- ハミルトン(マクラーレン)
- アロンソ(マクラーレン)
- クビサ(BMW)
- クルサード(レッドブル)
- ロズベルグ(ウィリアムズ)
- コバライネン(ルノー)
- フィジケラ(ルノー)
- 佐藤(スーパーアグリ)
- バリチェッロ(ホンダ)
- デビッドソン(スーパーアグリ)
- バトン(ホンダ)
- スーティル(スパイカー)
- アルバース(スパイカー)
マクラーレンのフロントアッパーウイングに可動疑惑があるとのことで、車載カメラを見てコメンタリー陣がうだうだ。「去年のフェラーリほどは動いてないと思います」って小倉さん、いやフェラーリ並には動いてるでしょこれは。まああの位置あの形状なら可動すること自体にメリットはないだろうから他のチームは何も言わないのだろうけど。
五十九周目、フィジケラがピットイン。佐藤とピット出口で並ぶ、スピードの差で一コーナーに佐藤が八番手で進入。
終盤の注目点はほぼ琢磨vsフィジコのみとなっているが、スタート後の一コーナーが見所の全てだったと言ってよい*1マッサが二連勝を決め、ハミルトンが二位でランキングトップに立った。地元アロンソは辛うじて表彰台で面目を保ち、四位には常連ハイドフェルドに代ってクビサが入った。五位クルサードは今期初完走での快挙、以下ロズベルグ、コバライネン、そして佐藤がスーパーアグリに初のポイントをもたらした。八台がリタイアして完走十四台、データが豊富なサーキット故の攻め込みが苛酷なレースを生むのかもしれんなと思ったり。
表彰式の控え室でハミルトンに話しかけるマッサ、たぶん「お前チャンピオンシップでトップじゃん、やるじゃん」とか言ってる様に聞えた。こういう余裕ある関係も、シーズン終盤まで争いが続くとギスギスしてくるんだよな。それはそれで楽しみだ。
次はモナコか。ここでこそハミルトンの「性能」を見たい。
*1:発火があったなそういえば