■ [GP][2007][austlaria]2007年第1戦オーストラリアGP土曜フリー
初日は午前のP1直前に雨、午後のP2はドライというコンディションだった様だが、このP3も開始直前に雨が降ってきた模様。コンディションは未だドライだが、タイヤチェックには厳しい状態だろう。
最初のコースインはスパイカーのアルバース。スパイカーとトロロッソは初日最下位に沈んでいる。フェラーリエンジンで、かつシャシー性能の影響が大きくないサーキットでもこれほど悪いのかと嘆かざるを得ない。
とりあえず約半数の十二台がコースに入って状況を見る。やはり様子見するしかないといつたところか。
ホンダのカラーリングはやはりひどいな。ドライバーのヘルメットが全然マッチしないので滑稽にすら見える。それはそれとして、ノーズ脇のフィン形状は面白いことをやつている様だ。しかし形の見え辛い柄だね。
小倉氏の解説によるとスパイカーのエンジンは本家フェラーリやトロロッソに搭載される物とは若干異るスペックのものが登録されているという噂があるとか。真偽不明。
ライコネンがサクッとトップタイム。オンボードカメラで見るマシンの動きは極めてスムーズ。いい仕上りだ。アロンソがそれを更新するも、ライコネンがさらに一秒差をつけて1'26.616。速いなー。しかしフェラーリのカラー、貧相に見える。赤の蛍光分が減った様な。なんか下位カテゴリのマシンに見えるよ。
マクラーレンの新人ハミルトン、1'28.012。ちと今ひとつな動き。色は格好いい。
マッサがトップへ。昨年終盤からノリノリだなやっぱり。オレの時代が来た、という感じだ。
ロズベルグのマシンがトラブルでストップ。昨日から調子悪いのか。ウィリアムズのマシンのデザインは妙にオールドスクールに見える。ノーズ先端が極端に低いせいか。
アロンソがハミルトンの前に立てない。ライコネンはマッサを上回ってきた。フェラーリとマクラーレンの差が顕著だな。予選は25秒台確定か。
うわ、スーパーアグリのデビッドソンが五番手、ライコネンから僅か一秒遅れってのが凄いな。佐藤十三番手、そしてそれを上回れないバトンとバリチェッロ。ホンダ危うしか。
最後は渾沌としてきた。ライコネンはトップ堅持、二番手にフィジコが飛込み三番手ハミルトン、そして四番手デビッドソンと九番手佐藤。おいおいおい。これは間違いなく政治的にバッシングされるな‥‥ま、静観。
予選は読めないな。
■ [GP][2007][austlaria]2007年第1戦オーストラリアGP予選
Q1
予選方式は昨年と変化なし、違うのはタイヤのスペックを二種類自由に使えること(当然セット数制限はある)。
コンディションはドライ、朝と違って空もよく晴れている。
一発目はやはりデビッドソン、佐藤に対してバトン、バリチェッロが後れをとっている。お、リウッツィが佐藤の前に。
アロンソは僅かにハミルトンに遅れた。ライコネンがトップ、マッサはマクラーレンの後ろ。
デビッドソン七番手、これはQ2進出確実、佐藤も九番手に。バトン十一番手、トヨタ二台も通過。
ホンダのバリチェッロ、レッドブルのクルサード、そしてトロロッソのスピードとリウッツィ、スパイカーのスーティルとアルバースがQ1で脱落となった。
バリチェッロはソフトタイヤを使ったのに通過できなかったと。バトンも終ってみれば十五番手、全く安心できるものではない。
全く新車でのテストを行えなかったスーパーアグリが難なくQ2進出。何てこったい。
Q2
トゥルーリがジャッキを引き擦ったままピットアウト。ジャッキはピットロード出口でうまく落ちたので問題なさそう。一方のラルフはアウトラップでスローダウン。チームラジオによるとギアがスタックしているらしい。
クビサが1'25、882、そしてハミルトンが1'25.577。アロンソはハミルトンから0.3秒遅れ。ハイドフェルドはクビサの前に。BMWが速い。
ライコネンもマクラーレンの後ろ。マッサは終盤ギリギリのアタック開始だが二セクでスローダウン。タイム無しなので十六番手確定か。
さて、脱落したのはスーパーアグリのデビッドソン、ウィリアムズのロズベルグとブルツ、ルノーのコバライネン、ホンダのバトン、そしてフェラーリのマッサ。ということで‥‥
佐藤琢磨、Q3に進出!! 嘘やろ!?
嘘だと言ってよバーニィ(エクレストン)。
チームもこれには驚いたか、ピットに戻っても給油の準備すら出来てない。決勝の作戦まで今すぐ立てなくてはならなくなって、これは明日苦労するんじゃないかという気もするぞ。まあ頑張れ。
Q3
燃料消費ラップを終えて、最初のアタック用のタイヤにハミルトンはハード、アロンソはソフトを選択。作戦変えてきたのかマクラーレン。
ライコネンがアタックラップで一発叩き出した。1'26.072。
ラストアタック、アロンソが二番手。ハイドフェルドが三番手に、続いてハミルトン、クビサ、フィジコ、ウェバー、トゥルーリ、ラルフ、佐藤という順位。
決勝はやはりキミとフェルナンドの一騎討ちにBMWがどう絡むかというのが順当な予想か。マッサがどこまで挽回できるかはセーフティカー次第、まあ一回は出てくるだろうから、それをワイルドカードとして使えるか否かだね。
ルノーがもう少しやるかと思ったがBMWに負けているのは心配。
しかし何だな、マイケル一人抜けただけで若くなったなー、今年のF1。
それにしてもスーパーアグリ、こんなに活躍してしまって政治的に大丈夫か? スパイカーばかりでなく、下位に沈んだウィリアムズあたりも黙ってはいまい。夏頃まではゴタゴタがありそうだな。