大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

「直感的」幻想もなあ

こつちに引越してきて少し経つてから、iMacに初めて五色のカラーバリエーションが出たつてんでオレンジ色(タンジェリンだつけ)を買つて実家に送りつけてみた。結局、最後まで置物以上のものにはならなかつた。
数年経つた今、老いた実家の両親はWindowsのノートだの携帯電話のメールだのをそれなりに躊躇なく使つてゐる。
ここから導かれるべきは「MacOSが直感的であるか否か、他と比較してどうか」などではなく、「直感的」といふ価値観の有効性への疑問ではなからうか。はつきりいつて、直感的であるか否かなど全く問題ではないのだ。それをさも大事なことの様に喧伝するのは商業的な宣伝文句にすぎないのであつて、ワシらがその片捧を担ぐ必要はない。片捧を担いだ結果が前述の様な体たらくであるからして。