大和但馬屋日記

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「カレイドスター ぐっどだよ! ぐーっど!」のCGキャラ

AT-Xでやつてたのを録つといた。観始めて、OPで脱落。
単純にね、CGのデフォルメキャラが可愛くない。何といふか、美少女フィギュアで顔を作る時に一番やつたらいかんミスをやつてしまつてる感じだ。平面的な造型で、しかも横から見た時の顔のラインのピークを口のところに置いてゐるために、斜め上から見た顔が縦に間延びして(目と口の距離が異常に空いて)ナスビの様に見えてしまふ。アニメだから表情を見せてナンボで造形の良悪しは二の次なんだらう、それは分る。そのために平面的な造型にしたんだらうな、とも思ふ。しかし可愛さを狙つてデフォルメキャラにしたのならもう少しバランスの取り方を云々。
昔、「カレイド〜」本篇放送時にDVDボックスのCMで使はれたCGキャラは可愛く見えたのだが、あれが今作と同じものなのだとしたら見てゐるこちらの目が肥えたのか、「あの当時にしては」バイアスが掛つてたのか。今あれを見てどう思ふかだな。ビデオを探す気力はないが。
気を取直して視聴再開。
崩れ顔の時は悪くない、つかむしろ可愛い時もある。つかだいぶ手で描いてるんぢやないかな。通常のムッツリ顔がどうも。元のアニメキャラより彫りが深く見えるんで違和感あるのかな。
シェーディングはよく出来てんなー、と思つて見てたらたまに汚いカットも混じる。レンダリングが間に合はなかつたのかしらん。
リップシンクは少し頑張り過ぎか。音声にアニメーションを合せる作り方だと、CGでは口の動きを簡単にフルフレームでシンクロさせられる。しかしさうすると画面の中で口のところだけが突出してせはしなく動いてしまふ。口はセルアニメと同程度のコマ抜きで動かすくらゐで丁度いいと思ふ。自分でもいつも悩むところだが。
トランポリンでジャグリングしてるところはすごく良い動き。作るのも大変だつただらうが、楽しい作業だつたんぢやないかな。
全体としてオープニングさへ乗り切れば(そこでさういふ絵と割切れば)普通に楽しく観られた。