大和但馬屋日記

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自称「硬派」て

昔からある傾向として、シューターと呼ばれる方々は自らの好むゲームやそれを好む自分自身をを指してやたら「硬派」「硬派」といひたがる。しかしかう言つては何だけど、正直それはものすごく滑稽なことだと思ふよ。
まあ、そんなことを言ふのは一部の人としておいた方が無難ならさういふことにしておくけれども、といふかワシもさう思ひたいし、実際皆冗談で言つてゐるのだとも思つてゐたのだけれど、Wikipediaの「シューター」の項目なんかをみるとどうやら結構本気で言つてるらしくて背筋が寒くなる。本気でといふより、さう呼ぶことの異常さを感じたことがないといふ感じだな。若い頃にさういふ概念を「ゲーメスト」で身に纏つたままオッサンになつてしまつた、みたいな。だつてこの項目書いたのは十中八九、三十過ぎのオッサンの筈だもの。
「A級」だのなんだのと格付けしたがるのも彼らだけだし、つか「シューター」といふ呼称自体がかなりアレだし、さういふ自意識の発露をみると、まあ、ジャンルが消え行く運命にある理由もなんとなく想像がつくといふか何といふか。
もちろんゲームに罪はないからワシも一介のSTG好きではあり続けるけど、それは「シューティングラブ」といふ掛声に同調することとも新作を御布施の様に買支へることとも違ふ気がするな。少なくとも何かの信者になつたつもりもなる気もない。