大和但馬屋日記

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ARIA The NATURAL #3

yms-zun2006-04-21

流星雨の話。藍華がもじもじしてればそれでいい話なので特にいふことはなし、と思つたけど二、三。
OPのアルの登場シーンで妙に気を持たせるカットの割り方をしてゐたけれども、あれは一種のギャグとして受止めるべきなのだらうか。実質初登場キャラだからとああいふ演出にしたのだらうが、ここまで何度も中途半端に顔出ししてゐるからなあ。猫妖精と同じく、構成上使ひきれないならここまでは出さずにおいた方が藍華のためにも良かつたのではないかな。
屋根の上で景色に心奪はれて口ポカーンて、先週それやつたから!! それは良いとして、先週より構図が優れてるし!! 相対的に第二話分の残念さが際立つ結果となりました。嗚呼。もうちと、話数の前後の調整をうまくやらんかなあ。先週の話はどうせなら夏服の季節にやつてほしかつたですよ?
流星雨の表現は、まあこんなものかなと思つて見た。ところが番組の最後のスポンサーのバックに出たカットが意外に良かつた。その画面は本編の一カット(藍華とアルのツーショットをロングで捉へたカット)を流用してゐるのだが、尺の都合で引延ばしたためかどうか、本編よりも流星がかなりゆつくりと流れてゐた。これは、藍華の心情にぴたりと合つてゐる良い絵だ。 本編でもかうすればよかつたのに。大袈裟になりすぎない範囲で、少しだけキャラの主観に合せて時間の流れを弄る。漫画なら大ゴマ一枚で表現できる「無限の様な一瞬」を巧く表現してみせたのが、本編でなくスポンサーバックだつたといふのが少々歯痒い。ああ勿体無い。
次回は予告を見る限り郵便屋の話。であれば水路が主な舞台になるはずだから、経験的に安心してみられさうだ。楽しみ。