大和但馬屋日記

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ここだけ断片部

なるほど、老人を日本、噺家アメリカに置換へれば実は構図は同じなのかも。でもつて、噺家のネタに笑ひで応へず「よくぞ言つてくだすつた」といふ意味での拍手を送る、と考へればそれはたしかに「ん?」と思ふ。怖いかどうかは別として。
で、それを言つたら自分に近い考への記事をわざわざ探して引用して「全く同感」などとやるのも変らん、どころかブクマコメントを嫌な使ひ方するのと同じだ。厳重注意>自分
ただ、かうして自分の考へを外に出す(つもりになれる)手段を持つ者が居る一方で高座に向けて「よくぞ言つた」といふ拍手を送るくらゐしか自分を表明する術を持たない人も居るといふのも事実。構図が似てゐてもその拍手は全く卑怯ではないと思ふ。
‥‥いや、意思表示の手段を持つ/持たないの対立構図も違ふな。ワシだつてロケットまつりなんかでさういふ拍手をすることはよくあるわけだし。さういふ「よくぞ言つた」的拍手を引き出す話術も含めての藝なのであつて。
さういへば、昔「パペポTV」の収録をスタジオまで観に言つた時、事前注意として「ネタに拍手で返すのは大阪のノリと違ふので遠慮して欲しい」と言はれたことを思ひ出した。それでもやはり上岡龍太郎が何か言つたら拍手が起つてしまふんだけど。
結論:老人は関係なさげ。と、結論を出してしまひたくなるワシは断片部失格。


話変つて。

これつて、あくまでキーワードの話ですよね。

  • 2006年01月18日 laiso