■ [GP][2006][monaco]2006年第7戦モナコGP決勝
- アロンソ
- ウェバー
- ライコネン
- モントヤ
- バリチェッロ
- トゥルーリ
- クルサード
- ロズベルグ
- フィジケラ
- R・シューマッハー
- クリエン
- リウッツィ
- バトン
- ヴィルヌーヴ
- ハイドフェルト
- アルバース
- モンテイロ
- スピード
- 佐藤
- モンタニー
- マッサ
- M・シューマッハー
てなわけで、マイケルは予選タイムを全て抹消されてフェラーリがテールエンドを独占するという事態に。結果論だけど、昨日のアレは故意の有無に関らず有罪とされても仕方ないよね。というか、こうなる可能性を考えてないわけがないからこそ、故意ではなかったと思うんだけどね。そこまで阿呆じゃないでしょ。
また、フィジケラもクルサードの妨害をした疑いで上位三ラップ分のタイムが抹消されて九番手スタートに。
スタート、マイケルはピットスタートだが給油は行わず。一コーナーはアロンソ、そしてウェバーがライコネンの攻撃を退けた。後方でモンテイロが誰かと接触してフロントウイングを破損.ピットイン。スタート直後にアルバースに幅寄せされたらしい。
二周目、ライコネンがウェバーを抜いて二番手に。ボーリバージュの坂で抜き去るという圧倒的なパワー差をみせた。
アロンソとライコネンの差はずっと一秒以内。三番手ウェバーもよく追っている。
十九周目、アルバースにスタート直後の接触の件でドライブスルーペナルティ。
二十二周目、四番手モントヤが一回目のピットイン。五番手バリチェッロの前で余裕の復帰。続いてライコネンもピットへ、三番手で復帰。ライコネンがもし一ストップでこのタイミングなら‥‥? というコメンタリの読み。
二十四周目にニコが、そしてアロンソがピットイン。アロンソとライコネンの位置関係はピットイン前と全く変らず。やはりライコネンにあと一回があるかどうかがポイントか。二十六周目、ウェバーがピットイン。結局、上位四台の位置関係はタイム差含めて変化なしに終った。
コメンタリはライコネン一回ストップを前提にあれこれ考えてるけれど、あのライコネンの攻め方を見るに二回ストップだと思うなあ。
三十二周目順位。
- アロンソ
- ライコネン
- ウェバー
- モントヤ
- バリチェッロ
- トゥルーリ
- クリエン
- ハイドフェルト
- R・シューマッハー
- リウッツィ
- ヴィルヌーヴ
- クルサード
- M・シューマッハー
- ロズベルグ
- フィジケラ
- バトン
- スピード
- マッサ
- アルバース
- 佐藤
- モンタニー
- モンテイロ
まだ一台もリタイアしてないな。
三十八周目、マイケルピットイン。一回ストップだろうねえ。スタート直後に給油する必要は元々なかったってか。三十九周目にマッサ。
八番手ハイドフェルトから十四番手ロズベルグまでがものすごい大行列。各車間が一秒ない数珠繋き、その中に呑まれたフィジケラがシケインでクルサードにアタック。接触しながらも前に出た。後ろからは首位アロンソが迫り、フィジコはアロンソを出汁にして前に出る作戦がとれるとか。なるほどねえ。
ルノー二台に追われるリウッツィは「後ろに居るのはどっちだ」とピットに確認。ピットは「フィジケーラ! プッシュ、プッシュ!」と指示を出す。面白いなあ。結局それぞれ順当に譲り合って順位変動なく周回遅れに。
四十六周目、長々と五位を争っていたバリチェッロとトゥルーリが同時にピットイン。フラストレーションの塊と化したトゥルーリが前に出たいところだったが変動ならず。
四十九周目、ウェバーのエンジンが火を吹いてリタイア。ボーリバージュの途中だったためにセーフティカーが導入され、これを機にアロンソとライコネンがピットイン。やはりどちらも二回ストップだったか。この間に琢磨もピットでリタイア、そして何と何と、パレードラップ中にライコネンのエンジンがブローしてしまった。あーあ。
レース再開、七番手マイケル以下は周回遅れ。五十四周目、ニコが最終コーナーに刺さってリタイア、ウィリアムズ全滅。近頃珍しい「如何にもモナコらしい」クラッシュだが、これも新人故か。
今回終始渋滞メーカーになっているのがバリチェッロとハイドフェルトで、その列からフリーになったマイケルが前との差を詰めて周回遅れからの脱却を目指す。速い速い。
五十八周目、クルサードがラスカスでクリエンを抜いて五番手に。その瞬間クリエンはピットレーンに入り、力尽きてリタイア。残念。
六十四周目、バリチェッロが速度制限違反でドライブスルーペナルティ。五番手に落ちた。
七十四周目、トゥルーリがボーリバージュでスローダウン、三番手にいながらリタイアに。今日は三番手に、そして登り坂に魔が潜む。
七十五周目、マイケルがファステスト。四番手バリチェッロとの差を毎周二、三秒の割合で詰めて遂にテールトゥノーズに。残り二周。
次々に強敵が脱落する中安定した走りでアロンソがモナコ初優勝、二位モントヤ、三位にクルサードが入りレッドブルに初表彰台をもたらした。四位をバリチェッロが守り切り、五番手マイケル、以下フィジケラ、ハイドフェルト、ラルフまでが入賞。完走は十七台だった。
クルサードは表彰台で赤マントを羽織っている。今回レッドブルに「スーパーマン」のカラーリングが施されている絡みだが、これは絵的にどうかと。つか、表彰式用に用意してたのかよ。ミシュランのCEOがこの週末に事故死したとのことでシャンパンファイトは自肅。
何となく、シーズンの行方が決ったとすればこの日のことが思い出されるのかなという気がするが、前にも似たことを書いた気もするので、アレだ、マイケルしっかりせいと。「梨下に冠を正さず」の言葉を贈ろう。