大和但馬屋日記

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逸話

これとその元のテキストを読んで、上司に教へたら別の話を聞かせてくれた。
「ある先生が、生徒に『1から100までの足し算をしてその答へを求めなさい』といふ問題を出した。
「他の生徒が答へを出すよりもはるかに早く『できました』と答へた生徒がゐた。
「その生徒に対して答へを訊く前に、先生はこの問題の最も効率的な解の求め方を生徒達に説明した。
「先生は一番早く解を出した生徒に『当然君もそのやうにして解いたのだらう?』と言つた。
「それに対して生徒はかう答へた。『いいえ、ただ1から100まで足し算しただけです』
「その生徒の名はフォン・ノイマンといつた」