大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

今日のゲーム(二月二十八日)

スターフォックスアサルト(NGC,Nintendo,ASIN:B0002OVBNO)スターフォックス アサルト

アナザーコード」と同時に買つてたんですがね。やつと開封
ブロンズレベルをクリアしてみた。なんか如何にも世間で言はれてさうな感想しか出てこないなー。一往どんなのか書いておくか。

  • なんか薄い(面数の割にボリューム感がない)
  • FPS面要ラネ
  • つか64版サイコー

みたいな。書いてみて陳腐すぎて嫌になるな。でもやつぱり、SFC版からの「スターフォックス」の良さつてとにかく奥へ奥へ突き進むことで画面の中に意識ごと引き込まれることにあると思ふ訣で、64版で導入されたオールレンジモードはそこにスパイスの様に時折挟み込まれたから良かつたのであつて、今回の様にそれが基本となつてしまふと、何か違ふなーといふ気がしてならない。オレは前作のGC版「スターフォックスアドベンチャー」を遊んでないから余計にさう思ふ。なんつか、64版の方がよつぽど「アサルト」といふ感じがするよ。まさか戦車が左右にローリングできるから「アサルト」といふ訣ではあるまいな。
まあ、難易度をシルバーやゴールドに上げて行けば感じ方も変るかもしれない。前作までと同様.難易度によつて全く別の展開になればいいな。といつても大枠は変らないだらうけど。
ストーリー的にも、良く出来たムービーを眺めるにつけ、つるつるとオレの意識の外側で淀みなく勝手に話が進んで終つたといふ感が強く、全く引き込まれる点がなかつた。
ナムコ製といふことでスペシャルフラッグが隠されてゐたりファミコンナムコットのゲームが遊べたりもするが、うーん、無駄要素だなあ。隅々まで調べてスペシャルフラッグを探すことに意味が見出せないよ。全部集めれば「スターラスター」が遊べるらしいが、いいよファミコン版もX68版もあつていつでも好きな時に遊べるから。
つか、これと「スターラスター」なら後者の方が断然面白いよな正直、と思つた。
まあ、時間が許せばゴールドクリアまでは目指してみよう。


上の感想のうち「なんか薄い」と「FPS面要ラネ」の問題の根はどうも同じな気がした。FPSとして捉へた場合、フィールドのマップがさほど仕掛けに凝つてゐるわけでなく、広さも大したことはない空間をただうろうろさせられるだけだ。これは対戦プレイ用のフィールドとしての作りを優先してしまつたためではないかと思はれる。おかげでひどくあつさりした印象が拭へず、面数をこなした割にはゲームで遊んだ気がしないといふ感想に繋がつたやうだ。「FPS面要ラネ」と思つたのは、FPSであることが悪いのでなく、ゲームとして面白味がないといふことなのだな。
ただ、FPSアーウィンに搭乗しての空中戦が全く同一空間で行はれてゐる点については「すげえ」と思つた。特に宇宙ステーション面で、ステーションの中から宇宙空間に置かれたアイテムが見えたり、逆に宇宙空間からステーション内部の廊下が覗けるのにはゾクゾクした。コンシューマでもここまでできるのか。ここの部分をもつと広げてくれたら、ものすごく楽しいマップが作れたんぢやないかと思ふ。「風のタクト」が好きなのと同じ理由で楽しめただらうに*1

バトルシティ(NGC,Nintendo,ASIN:B0002OVBNO)

ファミコンのエミュが「スターフォックスアサルト」で遊べるぞ、と。八面くらゐまで進んだ。まあこんなもんか。
バトルシティ」は、原作である「タンクバタリアン」にあつた「敵戦車を正面から撃破すると得点二倍」といふ漢フィーチャーがオミットされてゐるのでオレとしてはデチューンのイメージが強いです。アイテムパワーアップなんて飾りですよ。
お約束として、アーケード版「タンクバタリアン」は始めて数秒でゲームオーバーになつた哀しい思ひ出。駄菓子屋筐体に突つ込んだなけなしの三十円を返してお願ひ。
タンクバタリアン」と同名の映画の存在を初めて知つた。まあ八十年当時のゲームのことだからこの手の「勝手にタイトルだけいただき」パターンは掃いて捨てるほどあるわけだが。その元ネタ、なかなかナニな映画であるやうだ

*1:イマイチ評判の悪い「風のタクト」の船の移動が、オレは大好きだ。同じスケールで島と島とが海で繋がつてるなんて、素敵すぎるぢやないか